今年限りで、東京オリンピック仕様に姿を変える世田谷の馬事公苑。名残を惜しんで出向くと携帯が鳴りました。テレ朝のワイドスクランブルのディレクター氏でした。「競優牧場のオーナーであるSが逮捕された。Sは2月に競走馬2頭を射殺した」と言うのです。競優牧場で2頭が銃で撃たれたことは知っていましたが、まさか犯人がオーナーのS容疑者とはビックリです。

 競優牧場は現在、破産手続き中。北海道は中小の牧場が次々と姿を消して、古くからの牧場は青息吐息状態。怪物タケシバオーを産んだ牧場も、そのケースでした。事件の背景には倒産する前の厳しい経営状態を、垣間見たようです。

 さて今週は札幌が開幕。「クイーンS」が行われます。昨年は7番人気メイショウスザンナが優勝。例年波乱含みの一戦です。今年も昨年の1、2着馬が参戦。京都牝馬S、阪神牝馬Sともに3着のウインプリメーラ。福島牝馬S優勝馬マコトプリジャール。マーメイドS優勝のリラヴァティ。

 注目は3歳馬の2頭。オークスで、外からゴール前猛然と追い込んだ惜敗続きのチェッキーノ。オークス2着の破壊力はラスト33秒5。有力です。大変身が期待できるのがロッテンマイヤー。オークスはスタンド前の発走で引っ掛かる仕草。キャリア1戦ながらクイーンC3着。不気味です。

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