「テレビで自分のデビューを知った」驚異のジャニーズアイドルとはの画像
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 関西ジャニーズJr.から唯一、ソロ名義でも歌手デビューした“スーパーエース”といえば、中山優馬だ。切れ長でインパクトのある大きな瞳が魅力の一つだが、ジャニー喜多川社長もひと目で惚れ込んだとの噂があり、幼少期から相当な美少年だったことがうかがえる。

 中山は「ジャニーズ野球大会」限定のオーディションで合格し、野球大会に出場した。その後、事務所からは音沙汰はなく、すっかり忘れて普通の生活を送っていると2年後、再びオーディションの連絡が来た。会場に到着すると、ジャニーさんは「YOUはもう受けなくていいよ。受かってるんだから」とひと言。2年間放置されていた中山は、「受かってるはずはないです。オーディションを受けさせてください」と答えて再度受験し、改めてJr.の一員としてスタートした。

 すると今度は、その2日後「明朝6時に大阪の梅田に来て」と呼び出しがかかる。集合場所に行くと、他にも大勢のJr.が待機していた。迎えに来たバスに乗せられ、なにも知らされないまま到着したのは、関ジャニ∞のライブ会場。「(みんなで)観るんだ」と思っていたら、「(バックダンサーとして)出るんだよ」と言われ、いきなりステージデビューした。

「とりあえず何したらいいですか?」と中山が聞くと、「なんでもいいから体を動かしなさい」「目の前にいるお客さんに手を振りなさい。それだけでいい」と指示された。指示通りに登壇し、なんとなく体を揺らし、見よう見まねで笑顔を振りまいていると、ステージは終わった。

 そんな調子のまま、気づけばデビュー。中山は今でも「もしかしたら、これが最後のお仕事になる可能性もあるかもしれない。呼ばれなくなったらもう……」という危機感を抱いているそうだ。しかし、入所3年後に「中山優馬 w/B.I.Shadow」で歌手デビューする。ただ、デビュー決定の事前告知はなかったという。現在はSexy Zoneの中島健人と菊池風磨、SixTONESの髙地優吾と松村北斗が所属していたB.I.Shadowのメンバーに紹介されてはいたものの、まさか一緒にデビューするとは、そのときは思いもしなかった。

 ある日、稽古場に入ってきたジャニーさんに、「YOUたち、ちょっとテレビつけてみな」と促され、テレビをつけると、その画面に映し出されたのは「中山優馬 w/B.I.Shadowデビュー」の文字と、自分たちの顔だったという。

 Sexy Zoneは結成記者会見の直前に、Kis-My-Ft2はコンサート中に、嵐はデビュー会見を行ったハワイでと、ジャニーズタレントはまるでドッキリ企画のように自分たちのデビューを知らされることが多い。だが、中山のようにテレビで自分のデビューを知らされたタレントは、広い芸能界を見ても他にいないのではないだろうか。

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