江頭2:50に西原理恵子、放送局を出禁になった「オトナの事情」とは?の画像
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 芸能人にとって、テレビ局を“出禁”になるのは死活問題。にもかかわらず、トラブルを引き起こし、テレビ局から距離を置かれるケースが多いようだ。いったいどんな芸能人が地雷を踏んでしまったのか、その理由を探ってみよう。

 高須クリニックの高須克弥院長(71)と交際中の漫画家、西原理恵子(51)も出禁になった一人。準レギュラーとして出演していた『5時に夢中!』(TOKYO MX)の生放送中、不注意にも女性器の俗称を口にして番組を降ろされた彼女は、それをきっかけにTOKYO MXで姿を見なくなった。過激なトークをウリとする同番組で下ネタは当たり前だっただけに、西原に同情する声も少なくなかったが、彼女の降板は思わぬ余波を生むことに。なんと、高須院長がTOKYO MXの対応に激怒して番組のスポンサーを降りてしまったのだ。西原と高須の関係を考えれば、ある程度は予想がついた事態だけに、TOKYO MXの対応には首をかしげる向きも多い。いずれにしろ、この降板劇で痛手を被ったのは、西原というよりもTOKYO MXだったのは間違いないようだ。

 出禁といえば、お笑い芸人の江頭2:50(51)も忘れてはならない。2001年7月30日に放送された『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に出演した際、脚本家の橋田壽賀子(91)に突然、キスをしたことが問題となり、同番組から出禁をくらってしまった。江頭にとってみれば、ちょっとしたパフォーマンスだったのかもしれないが、相手が脚本家の大御所だったことが災いしたようだ。その後、13年にわたり出禁が続いたが、幸いにも2014年に同番組で返り咲きを果たした江頭は、おなじみの乱入ダイブで観客を沸かせた。

 テレビ東京を長らく出禁になっていたことで知られているのが、落語家の笑福亭鶴瓶(64)だ。1975年4月~77年3月に東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送された深夜番組『独占!男の時間』の生放送中、2度にわたって下半身を露出したことが、テレビ東京の関係者から怒りを買ってしまったためといわれている。2012年にバラエティー番組『きらきらアフロTM』でようやく復帰を果たしたが、出禁の期間は35年にも及んだ。

 打って変わって、テレビ朝日への出演に自ら消極的だったのが、お笑い芸人の明石家さんま(61)。1995年に放送されたスポーツバラエティー番組『さんまのナンでもダービー』で、犬猿の仲だったタレントの野村沙知代(84)と衝突。テレビ朝日の上層部がMCのさんまに対し、野村に謝罪するように依頼したことが不信感につながり、以後、テレビ朝日への出演は、特別なものを除いて極端に控えるようになったという。確執は長らく続いたが、さんまもようやく水に流す気になったようで、2010年には約15年ぶりとなる冠番組を持つなど、双方の関係は正常化しつつある。

 出禁とひと言で言っても、納得できるのものから、厳し過ぎるものまで、その理由はさまざまなようだ。視聴者を不快に感じさせるのは、もちろんよくないが、テレビ局の側が過剰な反応を示すのも問題だろう。面白い番組づくりのためにも、テレビ局も出演者も柔軟に対応してもらいたいものだ。

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