イクラは「プリン体&カロリーがヤバイ」は、間違いだった!?の画像
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 子どもから大人まで人気の食材「イクラ」。お寿司や海鮮丼などのネタとしても定番ですよね。ご飯が見えないくらいイクラを山盛りにして食べたい、なんて思う人も多いのではないでしょうか。でもイクラといえば、プリン体やカロリーが気になりますよね。実際、イクラのプリン体やカロリーはどれくらいのものなのでしょうか。今回は、そんなイクラの疑問についてお話します。

 イクラの語源は、ロシア語で魚卵を意味する「イクラー」からきています。ロシアでは、サケの卵に限らず、魚卵を総称してイクラと呼ぶそうです。元々、日本では筋子が流通していたのですが、粒状にバラしてはいなかったため、筋子と区別するためにイクラと呼ばれるようになったようです。

 サケの卵であるイクラは、なんとなくカロリーが高そうなイメージですが、実は小鉢一杯で160キロカロリー。ですから、よっぽどイクラを大盛りにしない限り、ご飯とイクラを合わせても、せいぜい400~500キロカロリー弱というところなのです。

 では、気になるプリン体はどうでしょう。魚卵にはプリン体が多いといわれていますが、実はそうでもありません。プリン体は、食べ物全般に含まれる成分です。筋子のプリン体含有量は100グラム中、15.7ミリグラム。明太子の159.3ミリグラム、カツオの211.4ミリグラムなどに比べると、かなり少ないことがわかります。もちろん、食べ過ぎはなんでも身体に毒ですが、「イクラ=プリン体」ということはありませんので、安心して食べましょう。

 イクラはビタミンB、E、D、Aやタンパク質、DHAが豊富で、実は健康や美容に良い栄養がたっぷり含まれています。他にも、最近化粧品などで注目されているアスタキサンチンという、アンチエイジングに効果的な成分も含んでいるので、食べない手はありませんね!

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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