スーパー高校球児が集結! U‐18日本代表の「驚異の実力」の画像
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 甲子園を沸かせた“サムライ球児”18人の新たなる戦いが始まった。それが、第11回BFA U-18アジア選手権(8月30日~9月4日、台湾)だ。彼らは異国の地で、どんな勇姿を見せてくれるのだろうか。

 ある在京球団のスカウトは、こう語る。「今年は不作だなんていわれていましたが、とんでもない。特に投手は逸材ぞろいで、選ばれた投手8人は全員、ドラフト候補です」

 その中でも軸となるのは、甲子園大会が始まる前から評判の高かった藤平尚真(横浜)、寺島成輝(履正社)、高橋昂也(花咲徳栄)の“BIG3”だろう。

「制球が良く安定感のある寺島は先発の軸、速球が売りの藤平や、セットポジションからの投球が得意な高橋はリリーフ向きですね。でも、さらに注目すべきは、彼ら以上に甲子園で輝いた選手たちです」(前同)

 その筆頭は、なんと言っても優勝投手の今井達也(作新学院)だ。甲子園での投球は、まさに圧巻。「我々スカウト陣も、みんなノーマークでした。春までは登板する機会も少なかった選手ですからね。そんな研究されていない投手に、150キロの直球をズバズバ低めに決められたら、どこも勝てませんよ」(同)

 春以降に急成長し、彗星のごとく現れた今井の評価は、プロのスカウトたちの間でもうなぎ上りだという。今の実力はU-18日本代表のエースと言えるだろう。

「早川隆久(木更津総合)と堀瑞輝(広島新庄)の両左腕の評価も高いですよ。2人ともゲームを作れる選手で先発向きですが、コントロールがよくて安定感があります。ピンチでの起用も面白いですね」(同)

 早川の制球の良さと打たせて取るピッチングのうまさは、高校生の域を超えたものがあるという。「近年、球の速い投手が増えていますが、速いだけならマシーンで練習して慣れれば打てる。でも、彼のような投手を攻略するには、かなりの技術が必要。高校生には、なかなか打ち崩せないです」(スポーツ紙記者)

 一方の堀に関しては、こんな声も。「高校の先輩である巨人の田口麗斗(20)に投げ方がそっくり。スライダーが得意なところまで似ている。ただ、直球のキレは高校時代の田口より上じゃないかな。腕の振りがしなやかで、とにかく威勢がいい。球速は140キロ台の中盤ですが、打者はそれ以上に感じているはずです」(前同)

 この他、153キロ右腕の島孝明(東海大市原望洋)も甲子園未出場ながら選ばれている。ちなみに東邦のエース・藤嶋健人も選ばれたが、彼は打者としての起用が濃厚だという。

「それぞれ違う個性があってバランスがいい投手陣です。どんな継投策で相手を封じてくれるか、実に楽しみです」(前出のスカウト)

 若きサムライたちよ。目指せ、アジアの頂点!!

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