SMAPの解散報道が出てからファンの購買運動も加速し、代表曲『世界に一つだけの花』が8月22日~28日の1週間で2万3000枚を売り上げた。さらに、累積売り上げ枚数が278万3000枚を突破し、オリコン歴代シングル売上ランキングでも7位に浮上。この記録によって、25年越しに因縁が果たせるとコアなファンが注目しているという。
SMAPのデビュー曲である『Can’t Stop!!-Loving-』は、発売された1991年9月、オリコンランキング初登場2位と惜しくも1位を獲得していない。当時のジャニーズ事務所でデビュー曲が1位を獲れないのは異例のこと。これを阻止したのが、当時爆発的人気を得たドラマ『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)の主題歌になっていた、CHAGE&ASKAの『SAY YES』だった。
現在『SAY YES』の累計売上枚数は282万2000枚で、『世界に一つだけの花』との差は約3万9000枚。25年たった今、その雪辱を果たすまであと一歩のところまで売り上げ枚数が近づいているということで「25年経って夢が叶うとか、感動的すぎる」「ドラマチックすぎて、叶ったら絶対に泣く」「これは何が何でも叶えたい……!」「目標は300万枚だけど、とりあえずチャゲアスさんは超えさせてあげたい」と、ファンたちの思いも一つになっている。
「今や55枚のシングル曲を出し、オリコン1位に輝いた曲も多いSMAPですが、デビューしてから3年はまったく売れませんでした。デビューからシングル12枚、どれも1位を獲ることはできませんでしたし、ライブも閑散としたものでした。当時を知っているファンにとっては、『SAY YES』を抜くのは本当に奇跡的なことなんです。『Can’t Stop!!-Loving-』自体も先月の『レコチョク』のランキングで79位に入っていましたから、喜びもひとしおでしょうね」(アイドル誌編集者)
ファンたちは「累積売上300万枚突破」を掲げており、これが叶えばサザンオールスターズの『TSUNAMI』をも超える歴史的大記録になる。SMAPの25周年記念にこの奇跡をプレゼントできるのか、これからの売り上げ枚数の変動にさらに注目が集まりそうだ。