現役パチプロ・アンドレ「パチンコ事情」最前線!!
第32回 意外に稼げる!? パチプロが「ちょいパチ」を打ってみた!

 行きつけのホールでガンガン出してたら「この人、いつも勝ってるパチプロだから出入り禁止にしてよ!」と常連のオバサンがホールに猛クレーム。店員さんは「あの人はたいしたことないから大丈夫です」と言って対応してくれたので、事なきを得たポンコツパチプロのアンドレです。たまに、こういう人もいるんですよね……。

 さて、みなさんがパチンコを打つときの目的は何でしょうか? もちろん「勝ちたい」「儲けたい」に決まってると思いますが、意外にそれだけでもないですよね。待ち合わせの時間潰しとか、喫茶店代わりに小休止とか、日曜日の昼下がりに暇を持て余して……とか。要するに、遊びというかレジャー感覚ですよね。理由もなくパチンコをしたい衝動にかられるときもあったりします。

 そんなときはどんな台を打ちますか? ハイリスクハイリターンのMAXタイプだと当てるだけでも大変で、お金も掛かりすぎる。大当たり確率が約99分の1の甘デジタイプなら大当たりはしやすいですが、連チャンしないと使った金額すら取り戻せません。1パチなら確かに安く遊べるものの、釘がキツすぎるし、勝ってもイマイチ嬉しくない。もっと手軽で、ちょうどええパチンコ台がないもんですかのう。

 それがあるんです! 少ないお金で遊べて、バンバン当たって、短時間でも長い時間でも暇つぶしになるパチンコが! その名も「ちょいパチ」です。ギャンブル性が激しくなりすぎたパチンコを変えていこうという、業界的な取り組みから生まれた新しいジャンルなのです。その特長は大きく2つあります。

 まずは、大当たり確率は29分の1~39分の1という破格の当たりやすさ。平均すれば5分に1回くらいのペースで当たります。もうひとつはヘソ賞球(ヘソに入ったときに払い出される玉)が従来の機種より格段に多い。これにより投資ペースがグンと緩やかになります。ドンドン当たるわ、お金は減りにくいわで、言うことナシ。その代わり、大当たり出玉はチョッピリなんですが、出玉がノマれる前に次の大当たりを引けばええんです。

 現時点で「ちょいパチ」シリーズは、各メーカーから12タイトルが登場しています。わしはそのうち10機種を打ち込んでみました。スペックだけを見比べるとどれも似たり寄ったりですが、実際に打ってみるとかなり個性が違っていて興味深いです。

 とにかく大当たりを引きまくりたい人、できるだけ少額で済ませたい人、勝ち負けよりも長く遊べるかを重視したい人にオススメなのが……
『ちょいパチ 海物語3R 29』(三洋)
『ちょいパチ JAWS 29』(平和)
『ちょいパチ リング 運命の日29』(藤商事)

 機種名に“29”が入っているのがそういうタイプで、元手は2~3千円もあれば十分。1時間で10回以上は当たります。その代わり、ガッツリ稼ぐのはなかなか大変ですけどのう。この中では、特に『リング』が抜群でした。ガツンガツン当たって、ストレス解消にもってこいの爽快感。ノーマルリーチでもあっさり当たります。

 どうせパチンコ打つなら連チャンを味わいたいし、あわよくばソコソコ勝ちたい。そんな人にオススメなのは……
『ちょいパチ アクエリオンEVOL39』(SANKYO)
『ちょいパチ 冬のソナタ39』(京楽)
『ちょいパチ 真・花の慶次 N-K39』(ニューギン)

 これら“39”のタイプは、ヒキ次第で思いがけない大量出玉が狙えます。単発が続いたり、100回転ハマリを喰らったりするとキツイですが、出玉力は従来の甘デジにもヒケを取りません。『冬ソナ』を粘り倒して、1日で3万円も勝ったパチンコライター仲間もいたほどです。

 そして、わしとっておきのイチオシ台が、『ちょいパチ リアル鬼ごっこ WAB29』(高尾)です。当たりやすさと連チャン性能と演出の面白さ。野球でいえば、走攻守のバランスが絶妙なんです。知人のセミプロが毎日3時間打ち続けて、1カ月で10万円以上のプラスをもぎ取りました。勝率9割以上の安定感はスゴイ。わしは「ちょいパチ」10機種合計でもその半分しか儲けていないのに、クヤシイです。

 もちろんパチンコなので、必ず勝てるわけではありません。ただ、誰でも簡単に勝率を上げる方法はあります。ズバリ「ケチケチ打法」です(笑)。

「ちょいパチ」はショボいリーチでも当たるので、予告演出が出たらすぐ手を離す。右打ち中もリーチになったら手を離す。大当たり中はアタッカーが開いてから打つ。数発入れたら手を離して、ピッタリの玉数でアタッカーが閉じるようにする。セコすぎると思うかもしれませんが、元々の出玉がチョッピリなので、その差は歴然。同じ大当たり回数でも打ちっぱなしと比べて、倍近い出玉が得られるんです。

 難しく考えなくてもアバウトでOK。何より頑張った分だけ他人との差がつくのはかなりの優越感。「ちょいパチ」を打つときには、ぜひ試してみてください!

ちょいパチ

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