8月27~28日、毎年恒例の日本テレビ『24時間テレビ』が、今年も放送された。「直前で、パーソナリティーとして出演予定だった俳優の高畑裕太が逮捕されるという不測の事態が生じましたが、結果的には平均視聴率15.4%を獲得。今年もフジテレビの『27時間』(平均視聴率7.7%)には圧勝でした」(芸能記者)
高畑容疑者が出演していたドラマシーンを2日で撮り直すなどスタッフの尽力で事なきを得て、局上層部は胸をなで下ろしているだろうが、水面下では再び、ただごとではない事態が起きようとしているらしい。「日テレのエース・水卜(みうら)麻美アナ(29)が、退社し、フリーアナになることを真剣に検討しているそうなんです。最終決断はまだのようですが、早ければ来年の3月末退社となるかもしれません」(構成作家)
なんと! 『好きな女子アナランキング』を3連覇し、今、女子アナ界の絶対女王として君臨する彼女が辞めるとなると、日テレとしては大打撃に違いない。
だが、入社試験でフジ、テレビ朝日、TBSにはあっさりとフラれ、自身でも「拾われた」と話し、これまで、たびたび“自社愛”を語ってきた日テレを、水卜アナが簡単に捨てるとは思えないのだが……。「彼女は、“最大のウリ”と言える自身のキャラに悩んでいるんですよ」と前出の構成作家は話す。
「水卜アナといえば、言わずと知れた“大食いキャラ”レギュラー出演中の『ヒルナンデス!』などで大口を開け、幸せそうな顔で物を食べる姿があまりにも有名です。実際、そのシーンは視聴者からも絶大な人気で、彼女が豪快に食べれば食べるほど、視聴率が伸びていくんです」(前同)
視聴率がもっと欲しい番組スタッフは、さらに水卜アナに大食いを要求し、その期待に応えたい彼女は、よりに口を大きく開く――。「そうして伸びる視聴率と比例して、水卜アナの体重も増えていきます。さらに、“有名人”となった彼女は最近、局上層部の接待にも呼ばれるそうです。そこで求められるのは、やはり大食いだといいます」(前同)
食べることが大好きで、半ば趣味で食べているのかと思いきや、「入社早々の頃は、そうだったと思います。だけど、彼女は来年4月10日で30歳を迎える。昨年の関ジャニ∞の横山裕との熱愛報道がありましたが、今は結婚を強く意識する年齢でもありますからね」(同)
先の24時間テレビでは、放送の2週間前から炭水化物と肉を控えるダイエットを敢行し、「(24時間Tシャツは)SSサイズ」を着ることができたと告白した彼女。「でも、初めて24時間の司会を務めた2014年のときの体と比べると、その差は歴然。顎周りの丸み、背中の厚みなど、少々の減量では落ちない肉がついてしまっているのだと思います。現在の通常体形は、おそらく60キロでしょう」(女子アナウォッチャー)
“食ハラ”による増量とネタとして扱われる減量。水卜アナの体は、もう悲鳴を上げているのかもしれない。「彼女は今年、女性誌のインタビューで〈太ってるっていじってもらえるのはありがたいですけど、別にこの体型を維持しようなんて思っていません〉と答えていました。“やせてキレイでいたい”というのが本音だと思います」(前同)
大食いキャラからの卒業、それは現実的には局からの卒業となるかもしれない。芸能評論家の三杉武氏は、「彼女は、空気の読める非常に頭のいい人です。当然、自身の売り時もずっと考えていると思います」と言い、こう続ける。
「今話題のフリーアナといえば、カトパンこと加藤綾子(31)ですが、昨年4月、30歳でフリーになった彼女ですら、“退社が遅かった”と言われました。水トアナが“30歳になる前に……”と考えることは、至極当然でしょう」
レギュラー番組に加え、CM2本で「すでに年収1億超え」とも言われるカトパン。「女性からの人気はカトパンの数十倍」(構成作家)の水卜ちゃんなら、同等か、それ以上の年収が見込めるかもしれないのだ。
「彼女は局のエースとして相当なプレッシャーとストレスを感じていると思います。しかも、日テレは他の民放と比べて年収が低いといわれる。カトパンと同じように、婚活を意識しつつ、自分のペースで仕事をして、今以上のお金を得られるフリーアナへの道を決断しても、なんら不思議はありません」(前出の三杉氏)
そんな彼女は『24時間』では3年連続で先輩・羽鳥慎一と総合司会を務めたのだが、局内からは、こんな声が聞こえてくるのだ。「当然、水卜は羽鳥さんといろいろと相談していると思います。それに、彼と宮根(誠司)さんが所属する事務所の関係者が、いつも局内をウロウロしていますからね……」(日テレ関係者)
来春の桜が咲く頃、水卜アナも日テレ卒業となるのだろうか――。