SMAPは何位? ジャニーズタレントのCD売り上げランキングの画像
SMAPは何位? ジャニーズタレントのCD売り上げランキングの画像

 SMAPが今年12月31日で解散するとの発表を受け、ファンによるグループの最大ヒット曲『世界に一つだけの花』のCD購買運動が起こり話題になった。1月に起きた解散騒動のときもファンは同曲のCDを購入することでグループの存続を訴えたが、解散が決まった今回は9月9日に迎えるデビュー25周年を祝うことが目的だった。

 SNSでのファンの合言葉は「25周年に300万枚の花束を」で、オリコン調べの売り上げ推移は8月15日付が週間894枚、8月22日付が週間5037枚、8月29日付が週間3万3223枚、9月5日付が週間2万2670枚で、累計278万3000枚に達している。もし、目標の300万枚に達すれば、J-POPのシングルでは初の快挙となり、2000年にリリースされたサザンオールスターズの『TSUNAMI』の記録、293万枚を抜いて1位となる。

 前人未踏の記録を達成しそうなSMAPだが、他のジャニーズ事務所所属のタレントだって、すごい売り上げを記録している。そこで、ジャニーズのシングル売り上げ枚数ベスト10を調べてみた(ランキングは2015年5月現在の累計売り上げ枚数で作成)。

 第1位は前述のSMAP『世界に一つだけの花』(2003年)。SMAPの35枚目のシングル曲で、元々はアルバムの中の1曲だった。ドラマ『僕の生きる道』(フジテレビ系)の主題歌に採用されている。

 第2位は KinKi Kidsの『硝子の少年』(1997年)で、179万1000枚と、1位からは大きく離されている。KinKi Kidsのデビュー曲で、山下達郎が「筒美京平だったらどういう曲を書くだろう?」と思いをはせて作ったという噂もある。

 第3位はやはりKinKi Kidsの『愛されるより愛したい』(1997年)が続き、164万4000枚を売り上げている。これはKinKi Kidsの2枚目のシングルで、ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』(日本テレビ系)の主題歌だった。

 第4位は修二と彰『青春アミーゴ』(2005年)の162万6000枚。耳なれない名前だが、これは亀梨和也(30)と山下智久(31)の、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)での役名。もちろん同ドラマの主題歌になっている。

 第5位はSMAPで『夜空ノムコウ』(1998年)で、162万枚。SMAPの27枚目のシングル曲で、2002年4月からは、なんと中学の音楽の教科書に掲載されている。

 以下、第6位はSMAPの『らいおんハート』(2000年)で156万3000枚。第7位はKinKi Kidsの『全部だきしめて』(1998年)で115万9000枚。第8位が香取慎吾(39)がふんする慎吾ママの『おはロック』(2000年)の111万7000枚。第9位に懐かしや近藤真彦の『スニーカーぶる~す』(1980年)が104万7000枚で入り、第10位にKAT-TUNの『Real Face』(2006年)、104万6000枚が入っている。

 ランキングを見て気づくのは、デビュー曲は強いということと、SMAPとKinKi Kidsの強さ。その反面、嵐は1999年にデビューして以来、ほとんどの曲がオリコンで1位になっているものの、ここではランク入りしていない。調べてみると、1999年発売のデビュー曲『A・RA・SHI』でさえも97万3000枚で惜しくもミリオンに達していないし、その後も売り上げ枚数は平均50万枚だ。これは嵐の人気不足とは関係なく、10年以上CDの売り上げ枚数自体が減少し続けている、“CD不況”という時代の変化のせいといわれている。単純にCDの売り上げ枚数だけでは、人気を計れない時代になってきているのだ。

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