強豪スプリンターが揃ったが、その中でもレッドファルクスが一番強い。そう思わせるには十分な前走の内容だった。2走前までダートを主戦場としていたが、前走で、いきなりCBC賞に参戦。スタートでやや出負けをして後方からのレースになるが、直線に入ると猛然と追い込んできた。エンジンが掛かるまでには少し時間を要したが、アクセル全開になってからは物凄い鬼脚。

 特に最後の1Fは、外を回しているのにかかわらず、GⅠ常連のベルカントやサドンストームを強襲。底知れぬ器の大きさを見せつけたのだ。2着から4着まで先行馬が占めたレース展開の中で、これだけの脚を見せつけたことは、非常に価値が高い。2着のラヴァーズポイントはセントウルSでも3着。レースのレベルは高かった。

 フロック視されがちで、かつ休み明けでもあり人気も落ち着きそうだが、ここは先物買い。鞍上のデムーロも前走を再現しようとするはずで、スムーズなら直線一気が決まると見る。外枠なら、さらに厚く買い。スプリンターズSを勝てば、今後のGⅠでは人気になるだろう。最後の“おいしい馬券”になるかもしれない。

 対抗にはセントウルS組から○ビッグアーサーと▲ネロ。人気を裏切った★ダンスディレクターにも注意が必要だ。大穴には距離短縮が吉と出そうなサクラゴスペルを指名。馬券は◎から馬連・馬単流し。

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