KinKi Kids堂本剛が号泣した「SMAP中居正広からの言葉」の画像
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 KinKi Kidsは、デビュー前にSMAPのバックダンサーを務めていたことがある。まだ何も分からない堂本剛と堂本光一は、当時のSMAP6人からすべてを学んだ。SMAPは尊敬する先輩であり、SMAPのリーダー中居正広は二人にとって「お兄ちゃん」だという。

 昔、中居は、ジャニー喜多川社長から「YOUに似てる子がいる。今度見せてあげるよ」と、剛を紹介されている。初めて会ったのは、SMAPのコンサート会場の楽屋だった。KinKiの二人が前身のユニット「KANZAIBOYA(カンサイボーヤ)」を名乗っていた頃である。

 この当時、二人は中居の素顔を何度か目にしている。あるコンサートのとき、ステージで歌って踊る中居を見ていると、胸に巻いている包帯がチラっと見えた。ケガをしているのに、一切つらそうなそぶりを見せない姿が、強く印象に残っているという。

 また、スタジオを訪れたときに、隣室に中居がいることをスタッフに聞き、あいさつに行った。すると中居は一人でコンサートの構成を考えていたそうだ。あまり人には見せない真剣な表情が「カッコええな」と思ったという。

 93年、SMAPのお正月のコンサートで中居が口にした言葉に、剛が涙したことがある。コンサート中のMCで、ファンからの「バックでKinKi KidsやJr.の人たちが踊っているのをどう思いますか?」という質問に、中居は「KinKiの二人に悲しい思いはさせたくない」と言った。これは、中居やSMAPが経験してきたことから出た言葉だった。

 SMAPが光GENJIのバックで踊っていた頃、コンサート中のつなぎでSMAPの時間がくると、客席からお客さんがいなくなったそうだ。彼らのパフォーマンスの時間をトイレ休憩にあてられてしまったのだ。当時、中、高校生だったSMAPにとって、それは大きなショックだった。そんな中居の言葉を聞いた剛は、号泣。ステージの袖で聞いていた光一も、ジーンときたという。

 剛と光一にとっても、かけがえのない存在であるSMAP。KinKiにとって、グループを解散しても彼らはよき先輩たちであり、中居はずっと“お兄ちゃん”であり続けることだろう。

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