ドラマやバラエティで引っ張りだこのあの芸能人も、もともとは一般人。芸能界デビュー前にアルバイトをしていた人も少なくありません。ここでは一風変わったバイト経験のある芸能人を紹介します。
先日、1年10カ月ぶりとなるアルバム『PUNKY』をリリースした木村カエラ(32)は、高校時代に雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルを務めるかたわら、お寿司屋さんでもアルバイトをしていました。なんでも彼女は大のお寿司好きで「お寿司がたくさん食べられるかも」との理由から働き始めたそう。ところが、賄いはお寿司ではなく、酢飯のおにぎり。接客中にお客さんから絡まれるなど理想通りにならず、ガッカリして辞めてしまったんだとか。他にも巫女(みこ)さんのアルバイト経験があるそうです。
保険のCMで人気急上昇中の、透明感のある美少女、唐田えりか(19)は、マザー牧場でのバイト経験があるそうです。しかも、高校2年の春にこのバイト中、牧場で現在の事務所からスカウトされました。芸能界に入り、1年後にはソニー損保の新イメージキャラクターに抜擢され、CMでメインとして演じるまでに。マザー牧場といえば、千葉県にある広大な牧場テーマパークです。唐田は牛や馬のお世話ではなく、受付だったそうですが、これぞまさにシンデレラストーリーってやつでしょう。
音楽界にも、芽が出る前はユニークなバイトをしていたケースが多数あります。スガシカオ(50)は実家の「欲しいものは自分の稼いだ金で買え」との家訓に従い、中学2年の頃から、知り合いのやっているこんにゃく店でアルバイトをしていました。年末の一週間、朝4時から夜8時まで泊まり込みで勤務し、お給料で「すごくイイ自転車」を買ったといいます。
また、L‘Arc~en~Cielのhyde(47)は楽器屋、ドーナツ店、ラーメン店、ビリヤード場とバイトを転々し、姫路城前で焼き芋を売ったこともあるとか。「い~しや~きいも~」の呼び込みでのどを鍛えたのでしょうか。
芸能の世界で最初から頭角を現す人は一握り、今成功している芸能人の皆さんも、それまでにはいろいろな苦労もあったようです。人に歴史ありですね。