小沢健二“カバーブーム”に、ファン複雑?「オザケン本人の声がいい」の画像
小沢健二“カバーブーム”に、ファン複雑?「オザケン本人の声がいい」の画像

 女優の吉田羊(42)出演のポカリスエットの新CMが、11月5日より放送開始となり、吉田と子役の鈴木梨央(11)が小沢健二(48)の楽曲をカバーして注目を集めている。最近あちこちで小沢の楽曲のカバーが話題になっているが、90年代の“渋谷系”ポップミュージックのファンが喜びの声を上げる一方、「カバーよりもオザケンの歌声のほうがいい」といった意見も多いようだ。

 公開されたCM「ふたりでゼリーを」篇では、母親を演じる吉田と、娘役の鈴木が「ポカリスエットゼリー」を食べながら「美味しい」と言い合っている様子が映し出される。そのバックにかかる曲が小沢の『さよならなんて云えないよ』のカバー。他にも、ここ最近のCMで使われている小沢の楽曲のカバーといえば、スズキ自動車の「ラパン」のCM「歌っちゃうほど気持ちいい」篇で流れる『ラブリー』がある。

 さらにセレクトショップ「BEAMS」が40周年を記念して作成したミュージックビデオでは、森高千里(47)やロックバンド「HUSKING BEE」、ボーカロイドの初音ミクなど総勢17組のアーティストが、小沢とスチャダラパーのコラボ曲『今夜はブギー・バック』をカバーして話題となっている。楽曲がここ最近よく使用されていることについて、小沢は自身の公式サイト「ひふみよ」で「曲に力をくださって、ありがとう」と感謝の気持ちをつづっており、ファンにも好評のようだ。

 しかし一方で、「オザケンの曲が聞けるのは嬉しいけど、どうせなら本人の声がいいな」「オザケンだ! と思った後にカバーだったときの残念な感じ……どうせならそのまま流してほしいよ」と難色を示すコメントもネットでは少なくない。

「小沢健二の楽曲は大橋トリオ(38)や原田郁子(41)など、多くのアーティストがカバーしています。さらに2015年に公開された映画『GAMBA ガンバと仲間たち』の主題歌として、女優の倍賞千恵子(75)が『ぼくらが旅に出る理由』をカバーして話題になりました。また2013年には倖田來未(33)が、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で『ラブリー』のカバーを披露しているんですが、こともあろうに“この曲、ちゃんとアレンジしたら絶対カッコ良くなると思って”とファンを刺激するような発言をしてバッシングされちゃった、なんてこともありましたね」(音楽誌ライター)

 多くのファンやアーティストから熱く支持される小沢健二の楽曲。ファンは小沢の曲がかかるのは嬉しいが、やはりオザケン本人の歌声が聞きたいようだ。

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