マイルの絶対王者モーリスが、天皇賞から香港国際競走へと進むことから、混戦模様となっている今年のマイルCS。本誌は、“最強3歳世代”から唯一参戦するロードクエストが新マイル王を奪取すると結論づけたい。

 古馬相手のG3京成杯AHを快勝後、前走の富士Sでは1番人気に支持されながら9着に惨敗。人気を落としての参戦となるが、前走は完全な前残りの競馬で、1着から4着までが好位から抜け出した馬。追い込み勢には厳しい展開で、なおかつ外を回され、引っかかり気味で不完全燃焼の競馬になってしまった。

 今回は有力馬に先行勢が多く、G1だけに緩みのない流れになるのは必至。マイルCSは過去10年、先行勢で勝利したのは3頭のみと、差し馬に有利な展開になることが多い。京都の3コーナー下り坂から一気にスパートしていけば、古馬たちをねじ伏せる可能性は高いとみる。

 相手は、2年連続2着のフィエロ。前走9着はスタートでつまずいたのが敗因。末脚は確かなうえに、京都芝は連対率6割、3連対率は8割と得意舞台。人気を下げる、ここが買い時だ。

 ▲にはイスラボニータ。勝ち馬に前を塞がれ、脚を余しての2着だった前走の雪辱を期す。惑星には名手ムーアが手綱を取るネオリアリズム。モーリスに勝利した力は伊達じゃない。

 混戦だけにオッズは割れるはず。◎から手広く流したい。

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