多くの強豪選手が出走することで知られる「G1福岡チャンピオンカップ」がボートレース福岡で開催される(12/1~6)。同レース場は、福岡の繁華街・天神から歩いて10分ほどのところにある“都市型ボートレース場”で、場内では多くのファンが水上の熱闘を楽しんでいる。

 優勝候補の筆頭は、10月の「SGボートレースダービー」を制覇した地元のエース・瓜生正義選手。次いで、地元の篠崎元志、篠崎仁志の両選手が優勝候補と目され、遠征勢では山崎智也選手が注目を集めている。

 ところで、同レース場には、熱烈なファンを自認する有名人がいる。漫才コンビ「博多華丸・大吉」の一人、博多華丸氏(46)だ。なにしろ、得意のモノマネに「転覆に厳しすぎる福岡ボートレース場の審判員」というネタがあるくらい、同レース場にハマっているのだ。

 このネタは、レース中に転覆が発生したとき、審判員が「3号艇、転覆。失格!」と厳しい声で宣言するときの様子をマネるというもの。他にも、食堂のおばちゃんが「ご飯と味噌汁~、ご飯と豚汁~、ご飯と貝汁~」とお客へ呼びかける声色のモノマネもあるのだが、これらを現地で披露すると、ちゃんとウケるというからうれしい。ただ声色が似ているから面白がるだけでなく、レース場のちょっとした風景をネタにする、華丸氏の「ボート愛」に心を動かされるのだろう。

 アタシは、自分の好きな世界をありのままにマネる彼の芸風が大好きである。人は何か新しいことをする前につい考えすぎてしまい、何もできずに終わってしまうことが多い。そうではなく、華丸氏みたいに、ボートへの愛を率直に表現するだけで、ちゃんとウケる。そんな風になりたいと思うのだが、さて――。

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