今さら聞けない「糖質制限ダイエット」って何?の画像
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 最近流行の「糖質制限ダイエット」。とにかく糖質をカットしなきゃと、飲食店でご飯を残す人が増えたなど、時折ニュースでも目にします。今さらですが、「糖質制限」とは何をすればいいのでしょう。ここでは糖質制限ダイエットの基礎からおさらいしたいと思います。

 糖質制限は、炭水化物を取らないことだと思われがちです。しかし厳密にいうと、炭水化物に糖は含まれますが、炭水化物=糖ではありません。糖質を多く含む食べ物はやはり麺類、パン類、米類、芋類などの炭水化物や、加工食品、果物など。咀嚼しているときに甘いと感じるものには糖が含まれていると思ってください。

 糖質制限の仕方はいろいろありますが、ストイックなダイエットではなく、緩やかに糖質制限をしたいという人は、1日130グラム程度までが摂取量の目安だそうです。白米でいうと1日約2合ちょっとなので、気楽に始められそうですね。

 糖質を控えるために米類や芋類を避けていると、大事な食物繊維も不足しがちになります。ただでさえ現代人は食物繊維が不足しているので、糖質の低い葉物の野菜やきのこ類、海草などを多めにとるようにしましょう。

 余分にとった糖質は中性脂肪に変わります。糖質制限を簡単にいうと、糖質を制限することで、体についている中性脂肪をエネルギーに変え、痩せるという仕組みです。

 糖質制限中、たんぱく質と脂質には特に摂取量の制限はありません。一日の標準摂取カロリーの範疇ならば、自由に食べて大丈夫です。むしろしっかり食べないと、エネルギー不足となり、体を壊してしまいます。あまりに急激で極端な糖質制限は、低血糖のリスクにもなりますので、これから糖質制限にチャレンジしてみようという人は、1~2カ月かけて、緩やかな糖質制限をしてみてはいかがでしょうか。

 1日130グラム程度までの糖質制限なら、家の食事で調整すれば、外食であまり気にしなくても大丈夫です。食事を楽しくとりながら健康的に痩せましょう! もちろん、できることなら軽い運動もお忘れなく。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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