LINEスタンプにクッキー!? ピコ太郎の“PPAPビジネス”は、いつまで続く?の画像
LINEスタンプにクッキー!? ピコ太郎の“PPAPビジネス”は、いつまで続く?の画像

『PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)』のブレイクで、バラエティや音楽番組に引っ張りだこのピコ太郎。大みそかに放送される『第67回NHK紅白歌合戦』への出場も決まり、このまま快進撃を続けるように見えたが、PPAPに匹敵する新ネタは生まれておらず、“一発屋”で終わるのではないかという声も少なくない。だが、そもそもYouTube動画からブレイクしたピコ太郎。テレビに出るだけが芸人の稼ぎ方じゃないと言わんばかりに、さまざまなビジネスを展開しているのだ。いったいどんなものなのか、いくつか紹介してみよう。

 手掛けるビジネスの中で最も有望視されているのが、LINEスタンプだ。「ペンパイナッポーアッポーペン」「OKでピコ!」など本人の音声つき『ピコ太郎 PPAPスタンプ』(240円)の人気はすさまじく、11月15日に発売されるやいなや、ダウンロードランキングで1位を記録したほどだ。国内だけではなく、認知度が高い海外での売り上げも好調だという。今後も続編や企業から舞い込むコラボスタンプの仕事で、億単位の収益が期待されており、ピコ太郎もホクホク顔のようだ。

 東京スカイツリーの中にある商業施設、東京ソラマチに開いた『PPAPカフェ』も同じく好評で客足が絶えない。人気メニューは、PPAPの名前にちなんだパイナップルやアップルのフレッシュジュース。ペンをかたどったチョコレートも添えられるなど、まさにピコ太郎づくしで、ファンのハートをがっちりつかんでいる。当初は11月1日から20日の期間限定で営業する予定だったが、あまりの人気に2017年1月12日まで延長されることになった。

 12月7日にはファーストアルバム『PPAP』がリリースされたのだが、目玉は楽曲よりも同封されるグッズ。初回仕様には「大人用ピコ太郎なりきりエプロン」や「ヒゲシール」がついてくるとあって、明らかに忘年会や新年会での需要を見込んでいる。CDの売り上げは年々、ダウンロード販売に負け、落ちる一方なのだが、このやり方ならけっこうな枚数を売り上げることができるだろう。

 12月に入ってからは、有名ブランドとのコラボTシャツを発売。さらに年末年始に出かける人たちを狙ってか、空港や駅でおみやげ用のクッキーも発売している。次から次へとビジネスを拡大させているピコ太郎の勢いは、いつまで続くのだろうか。

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