2016年12月1日、医師でタレントの西川史子(45)が急性胃腸炎で入院し、レギュラー出演している『サンデー・ジャポン』(TBS系)を休むことになってしまった。事務所によると「この機会に少しの間お休みすることにいたしました」とのことだが、5月にも同じく急性胃腸炎で2週間の入院を余儀なくされている彼女。ここ最近は激ヤセぶりも指摘されており、その体調が心配されていた。
そんな西川に指摘されているのが、更年期障害の可能性。実際、2016年2月放送の『私の何がイケないの?』(TBS系)で更年期障害を特集した際には、「物忘れがひどい」「番組共演者にイライラする」、さらに老化を受け入れられずに悩む「エイジングストレス」など、更年期障害が原因と思われるさまざまな症状が表れていることをすでに告白していたのだ。
更年期障害は、卵巣機能が衰え、ホルモンバランスが崩れることで起こる、一種の自律神経失調症。動悸、息切れ、突然顔や首が熱くなる“ホットフラッシュ”、多汗、倦怠感、イライラといったさまざまな症状を引き起こし、45歳から55歳ぐらいの年齢になった女性の2割から3割がかかるとされる。それだけに西川に限らず、更年期障害と闘っている女性タレントも数多く存在する。
閉経前後に発症するとされる更年期障害だが、20代から30代の女性にも更年期特有の症状が出ることがある。それが若年性更年期障害だ。2016年3月放送の『ノンストップ』(フジテレビ系)に元グラビアアイドルの川村ひかる(37)がVTR出演し、若年性更年期障害を患っていたことを告白している。ちなみに川村が若年性更年期障害と診断されたのは31歳の頃で、番組内では「すごい目まいがしたり、頭痛や吐き気がひどかったり、汗がだ~っと出たりしました。髪の毛もすごく抜けました」「物忘れが激しくなり、海外旅行に行くのも忘れたほど。すごく体重が減ってしまい、36キロになりました」と語っている。なお、若くして更年期障害になったのは、睡眠不足が続いたり、仕事のストレスがたまったり、無理なダイエットでホルモンバランスが崩れてしまったのが原因ではないかという。ダイエットを頻繁にする女性は十分に注意してほしい。
一方、歌手の森昌子(58)は、離婚後の2006年、芸能界に復帰した翌年あたりから体調を崩すようになり、それでも無理に仕事を続けていたところ、倦怠感などの症状がさらに悪化。病院で診察を受けたところ、更年期によるうつ病と診断されたという。一時は、深夜に仕事が終わって高層マンションの自宅ベランダから外の景色を眺めているうち、「このまま飛んでしまいたい」という衝動に駆られたこともあったという彼女。しかし当時一緒に暮らしていた実母や子どもが根気よく見守ってくれたこと、さらにかつて森とともに“花の中三トリオ”と呼ばれた山口百恵(57)からの電話で勇気づけられたことをきっかけに症状も改善。ついに更年期障害を克服することができたという。
女性にとって身近な病である更年期障害は、放っておくとより深刻な病を引き起こすこともある。疑われる場合は、早めに病院に行き、診察を受けたいものだ。