橋本奈々未、道重さゆみ「卒業で芸能界引退」を選んだアイドルの決意の画像
橋本奈々未、道重さゆみ「卒業で芸能界引退」を選んだアイドルの決意の画像

 アイドルにとって「人気絶頂で引退する」という行動は、伝説となる憧れの行為だ。“アイドル戦国時代”といわれる現在だが、愛する男のために芸能界を捨て、伝説となった山口百恵(58)のように、卒業と同時に芸能界を引退するアイドルが増えている。

 まずは2016年12月31日で芸能界を引退した「Dream」「E-girls」のErie(29)。14歳から芸能界に足を踏み入れ、2002年にDreamとしてデビュー。その後、E-girlsとしても活躍し、Dreamが来年15周年を迎えるという節目のタイミングで卒業することを発表。理由は「新たな人生にチャレンジするならこの15年目という節目のタイミングしかない」(ブログより抜粋)ということで、卒業後は昔からの夢でもあった留学へチャレンジするようだ。

 突然の発表にファンは驚きを隠せないが、「14歳から芸能一本でやってきて、今さら一般人になるのはとても勇気がいること。しかしE-girls内において、鷲尾伶菜(22)や藤井夏恋(20)といった若いメンバーが人気急上昇中の今、29歳という年齢のErieがこれ以上人気を得るのは難しい。30歳を目前に控え、新たな人生を選択するのは賢いといえます」(芸能プロダクション社員)と、業界からは納得する声も上がっている。自分の年齢と折り合いをつけ、肩を叩かれる前に去るというのは潔いといえるだろう。

 まだ若い上に人気絶頂期で引退を宣言したのが、乃木坂46の橋本奈々未(23)だ。橋本は2017年2月20日、24歳の誕生日をメドにグループから卒業し、同時に芸能界も引退することを発表して世間を驚かせた。グループNO.1といわれる美貌を誇り、白石麻衣(24)や松村沙友理(24)と並んで人気トップ3という意味で「御三家」と呼ばれるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いだった橋本は、ラジオ番組で「普通の一般社会で、普通の女性として生きていこうと思っています」と発言。引退理由については「自分が大事にしているなって思っているものが、そっちにあったからだと思います」と語った。“親の借金を返し終わった”、“メンバーとの人間関係にうんざりしていた”など、引退理由にさまざまな臆測が流れているが、これだけ惜しまれて卒業できるというのは、アイドルにとって幸せなことだろう。

 同じく惜しまれつつ卒業し、そのまま事実上の引退状態だったのが「モーニング娘。」8代目リーダーだった道重さゆみ(27)だ。モー娘に歴代最長の約11年10か月も在籍し、「AKB48」や「ももいろクローバーZ」などの台頭により、人気が凋落していたモー娘を復活させた立役者として、ファンの間で伝説の存在となっている。グループのスポークスマンとしてバラエティ番組に出演し、毒舌キャラというヒール役を買って出て、ストレスでボロボロになりながら頑張っていた姿に涙したファンは多いが、昨年11月にブログで芸能活動再開を匂わせる記事を投稿し、その動向に注目が集まっている。

 また、元「Berryz工房」で「カントリー・ガールズ」の“ももち”こと嗣永桃子(24)も、2017年6月30日でグループを卒業し、ハロー!プロジェクトからも卒業することを発表。今後は芸能界を引退し、幼児教育の仕事をする予定だという。

 理由はそれぞれだが、いずれも納得のアイドルたちの引退理由。潔く芸能界を去り、新たな世界に旅立っていく彼女たちの今後に幸あれと願わずにはいられない。

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