嵐の5人は、ジャニーズJr.として出会ってから20年以上の月日をともに過ごしている。若い頃は、先輩グループのバックダンサーをしたり、番組ロケに行ったり、一緒に過ごす時間も長かった。そのため、お互いのいろいろな面を見てきている。
2016年の『NHK紅白歌合戦』では、白組司会に大抜擢され、緊張しながらも無事大役を務めた相葉雅紀。天真爛漫なちょっと天然のキャラクターで、幅広い年齢層に支持されているが、メンバーが知る“おマヌケ”エピソードも多い。Jr.時代、同じ総武線で一緒にレッスンに通っていた二宮和也は、そんな相葉が巻き起こす、驚くべき奇跡に何度も遭遇していた。
ある日、いつものように総武線で帰宅するため、二宮が電車に乗車すると、同じ電車に乗るはずの相葉がホームで「バイバ~イ」と手を振っていた。二宮は「ギャグかな」と思ったが、電車の扉が閉まった瞬間、相葉は「あっ、俺も乗るの忘れた!」という顔をしていたそうだ。ありえない失敗に二宮は、本気で驚いたという。
また同じくJr.時代、帰宅中の相葉は二宮と電車でお菓子を食べていた。相葉は食べ終えたお菓子の袋を、後で捨てようと思い、足元に置いたそうだ。すると、目の前にいたオジサンが、突然相葉の頬をひっぱたいた。相葉は自分が悪いと思いつつも、とても驚いたという。そして二宮は、それを笑って見ていたそうだ。
その天然ぶりから、本人が思いもよらない場面に遭遇してしまう相葉雅紀。国民的アイドルとして活躍する姿とのギャップには驚くばかりだが、そんなところも彼の魅力の一つなのかもしれない。