関ジャニ∞錦戸亮が驚いた「NEWSと関ジャニのデビュー格差」の画像
関ジャニ∞錦戸亮が驚いた「NEWSと関ジャニのデビュー格差」の画像

 NEWSは2003年9月の結成時、9人グループとしてスタートしている。しかも、錦戸亮と内博貴の二人は関ジャニ∞とのかけ持ちという、珍しいかたちだった。しかし、それが現在では半数以下、小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久、手越祐也の4人になってしまった。現在はそれぞれ目覚ましい活躍ぶりのNEWSと関ジャニだが、最初この二つのグループにはかなりの格差があった。NEWSはデビュー会見からきらびやかだったが、関ジャニは関西ローカルなイメージで、衣装やミュージックビデオなども低予算。その両方を見てきた錦戸は、あまりの差にあっけにとられたという。

 NEWSは、結成からおよそ2か月後にCDデビューを果たしている。一方、関ジャニは02年12月に結成されたが、CDデビューしたのは04年8月。しかも関西限定発売という扱いだった。

 デビュー記者会見一つとっても、NEWSの会見は東京新高輪プリンスホテル(現在のグランドプリンスホテル新高輪)にある「飛天の間」で行われている。最近では『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)が生放送されていることでもおなじみの場所だ。広くて豪華な会場として知られており、有名芸能人の結婚披露宴などでも多く使用されている。

 対する関ジャニのデビュー会見は、所属レコード会社「テイチクエンタテインメント」の社屋ビルの屋上で開かれた。メンバーはそれぞれの名が入った“のぼり”を立ててうれしそうだったというが、錦戸は口にこそしなかったものの「NEWSはこんなんじゃなかったなぁ」と思っていたそうだ。

 関ジャニのデビュー曲『浪速いろは節』は、河内音頭がベースになった演歌調の曲だった。この曲はオリコンのシングルチャート「演歌・歌謡曲」部門で初登場1位となった。

 ミュージックビデオの撮影場所は東大阪の雨漏りするような古いスタジオで、そこに置いてある冷蔵庫を開けると、賞味期限が切れたコーヒーが入っていたとか。設備は白いバックシートに、なぜか太鼓が一つ。おまけにテイチクは演歌が主力のレコード会社なので、スタッフも“おじさん”ばかりだった。

 関ジャニのステージ衣装は先輩のお下がり。首元に「長瀬」「松岡」など、名前が書かれたものを着ていた。しかもその衣装は裏地のないボロボロの衣装だったらしい。錦戸いわく「NEWSは(衣装も)きらびやか」だったとか。

 不遇の時代を乗り越えて、花開いた関ジャニ∞。昨年12月にスタートした5大ドームツアーを先日終えたばかりだが、今年7月15日からは、札幌公演を皮切りに全14公演のドームツアーが決定している。一年間に二度のドームツアーを行うことは非常に珍しい。関ジャニの快進撃はまだまだ続きそうだ。

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