お買い物の味方! 今さら聞けない「プライベートブランド」って何?の画像
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 スーパーやコンビニでよく見かける「プライベートブランド(PB)」をご存知ですか。イオングループの「トップバリュ」やセブン&アイグループの「セブンプレミアム」など、もうすっかりおなじみかもしれません。ところでこのPBって具体的にどういうものなんでしょうか。

 大手メーカーが自社のブランドで作る一般商品をナショナルブランド(NB)と呼ぶのに対して、スーパーやコンビニといった小売店が独自に企画して製造、販売するブランドのことをプライベートブランド(PB)といいます。多くの場合、PB商品の製造は大手メーカーに委託。最近、各店がオリジナルの品物で特色を出すため、力を入れている傾向にあります。

 PB商品を売る、お店側のメリットは3つ。「他のお店では売ってないので、その商品目当てのお客が増える」「たくさん仕入れるので値段を安めに設定できる」「お店が持つ販売データを活用した商品が作れる」です。

 一方、製造するメーカー側のメリットは「商品をまとめて買い取ってくれる」「宣伝、販売の費用がかからない」などです。ただし、メーカーは自社商品も売りたいので、交渉が難しいケースもあるようです。

 大手メーカーが作っているので品質は変わらないのに、PB商品はNB商品よりも約1割~5割低めの価格になっています。安さの秘密は大量受注と最小限の宣伝費用にありそうですね。リーズナブルな商品が人気ですが、セブンプレミアムの「金のシリーズ」のような高級感を打ち出しているPB品も登場しています。

 安かろう悪かろうというのがこれまでのイメージでしたが、PB商品はクオリティはそのままにお得な買い物ができるかもしれない優れもの。いろいろなお店のPB品とNB品を比べてみたりと、お気に入りを見つけるのも面白そうですね。

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