小池百合子都知事「断酒で願掛け」都議会制圧の本気度の画像
小池百合子都知事「断酒で願掛け」都議会制圧の本気度の画像

「彼女とはよく会って飲んでいたんですが、最近は、めっきり機会がなくなってしまいまして……」

 こう溜め息をつくのは、政界関係者。彼の言う“彼女”とは、今や時の人、小池百合子東京都知事のことだ。なんでも、2人は飲み友達だったという。「酔うと、しなだれかかってきたり、ボディタッチが頻繁だったり、下世話な言い方をすれば、“押せばイケる”と錯覚させる魅力的な女性でした」(前同)

 とにかくお酒が好きで、よく飲み、よく笑うという小池氏。彼女がこの政界関係者と飲む機会がなくなったのは、偶然ではない。「今年に入り、小池さんは断酒をスタートしました」と言うのは、全国紙政治部記者。事実、夏の東京都議選に向けて、「7月まで一滴もお酒を飲まない。お酒を断って次の都民の戦いに備えていく」と彼女は宣言したのだ。

「実質的な“小池新党”とされる地域政党『都民ファーストの会』では、単独過半数を目指すとブチ上げています。この断酒は、いわば“願掛け”なんです」(前出の政治部記者)

 民主党政権下の2011年、自民党所属の衆議院議員だった小池氏は、「覚悟を決めて政権を取りに行く気合いを入れないといけない。男性ならヒゲを生やすところだが、残念ながら生えないので、髪の毛を切らないことにした」と言い、定番のショートヘアを、ロングヘアに伸ばしていたのは、永田町ではよく知られた話。今回の断酒も一種の神頼みか?

「7月の都議選まで、問題は山積。豊洲問題では、3月18~20日には石原慎太郎氏の証人喚問が予定されています。一方、東京五輪の開催経費の問題も、100%クリアとは言い難い現状です。7月までに、できるだけ多くの問題を片づけることが、彼女の得票につながるのは明らかです」(都庁詰め記者)

 その吉兆はある。「2月22日、東京都議会では、豊洲問題について、地方自治法100条に基づく強い調査権限を持つ“百条委員会”の設置を全会一致で可決しました。どこまで石原氏の身辺にメスが及ぶか、見ものです」(前同)

 その結果が、都議選を左右するのは間違いない。そんな“東京抗争”の最中である2月後半の某日、「あるパーティで、小池都知事を見かけました」と言うのは夕刊紙記者。「その手には、ビールでなく烏龍茶。にこやかに周囲と会話しつつ、壇上のスピーチでもサービス精神満点でした」(前同)

 彼女は余裕たっぷりに、「皆さん、私のことを“平成のジャンヌ・ダルク”とおっしゃいますけど……ジャンヌ・ダルクは最後、火あぶりになるんですよ」 その自虐ネタに会場は大爆笑。シラフでも会場を沸かせる小池氏の前途は洋々とみたが、いかが?

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