ミッキーアイルが引退、ビッグアーサーが脚部不安、ダンスディレクターが骨折と、主役不在の短距離界。高松宮記念も、人気が読めないほどの混戦模様だ。

 昨秋のスプリンターズS覇者のレッドファルクスは、香港スプリント大敗で勢いが止まった感があり、狙いにくい。前哨戦のオーシャンSを見事に勝利し、オープン、重賞と連勝中のメラグラーナも人気を背負いそうだが、マイナス10キロ、マイナス8キロと馬体重を減らし続けているのが気になるところ。

 そこで本誌が本命を打つのは、1600万、オープンを連勝し、シルクロードSで2着に好走したセイウンコウセイ。差しから先行に脚質を転換してから芝、ダート問わず連を外したのは1走だけ。5走前のさくらんぼ特別(1000万)では、メラグラーナに競り勝っている。

 前走のシルクロードSでは、外枠から好位を追走。やや外を回りながら直線に。早めに先頭に立つと、そこからグイグイ加速。最後はダンスディレクターに差されたものの、負けて強しのレースぶりだった。馬体重もレースごとに増え、まさに今が充実期で、斤量2キロ増も問題ない。早めから33秒台の脚を使えば簡単には差されまい。

 対抗は、前走の大敗で人気が落ち着きそうなシュウジ。穴なら、千二で変わり身期待のフィエロと◎と同産駒のワンスインナムーン。混戦だけに、買い方は馬連・3連複で手広く流す。

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