V6井ノ原快彦が「超一流MC」になれた理由の画像
V6井ノ原快彦が「超一流MC」になれた理由の画像

 V6は、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦による年長組のトニセンこと「20th Century」と、森田剛、三宅健、岡田准一による年少組のカミセンこと「Coming Century」が合体したグループだ。ジャニーズ伝説のアイドルグループ、光GENJIとは同期にあたる長野、今年46歳となる最年長の坂本というベテランがいる中、グループでの仕切り役は井ノ原が務めている。

『あさイチ』(NHK)や『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)への出演で、今でこそMCのイメージが強い井ノ原だが、昔はけっしてそうではなかった。V6のメンバーは、みんな話すことがあまり得意ではなく、コンサートのMCでは、なかなか誰も話さなかった。しかし、井ノ原が一生懸命しゃべるようになり、そのうちに「健はどう?」「剛は?」と、メンバーにトークを振るようになった。

 メンバーの三宅は、滝沢秀明のラジオ『滝沢電波城』(ニッポン放送)にゲスト出演した際、今の井ノ原のMC力は、コンサートで身についたとコメント。「俺たちが井ノ原快彦を育てた」と冗談めかして語っていた。

 当時、ステージでV6のバックダンサーをしていたという滝沢は、自分のステージであんなにしゃべらない人たちを見たことがなかったと言い、「井ノ原くん、一人で頑張ってるな」と思っていたそうだ。

 そんな井ノ原に最近、グループ内で新しいあだ名がついたという。20年以上やってきて、メンバー同士の関係性も変わってきたというV6。しかし、メンバーの個性も趣味もバラバラなため、意見のすり合わせがとても大変らしい。三宅はV6メンバーとしてやってきて、意見は「ぶつけ合っちゃダメ、飲み込むことが大事」と思うようになったという。

 三宅は、そんなメンバー同士の意見をまとめることが得意な人間が最近出てきたと言い、「“折衷井ノ原”っていうのがいる」とその人物を明かした。

 たとえば、三宅と岡田で意見が割れると、「はいはいはいはい、なるほどなるほど」と入ってきて、どちらの意見に対しても「いいじゃん」と褒め、「ってことは、岡田の意見と健の意見を “オ~ンッ”しちゃえばいいじゃん!」と、ピコ太郎の『PPAP』ばりに、うまいこと“折衷”してくれるのだという。

 昔は“熱血先生みたいなタイプ”で、人一倍熱く意見をぶつけていた井ノ原快彦。しかし、最近は意見を聞かれても「俺はねぇ、なんでもいいかな」「楽しかったらそれでよくない?」と、すっかり丸くなったそうだ。MC力は抜群で、メンバー同士の意見調整も担う“折衷井ノ原”は、グループとって必要不可欠な人物のようだ。

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