フラワーCを圧勝したファンディーナが出走せずとも、牝馬路線は粒ぞろい。ソウルスターリングとアドマイヤミヤビの2強は、これといった弱点が見当たらない。

 では、どちらが強いのか。前走のクイーンCで、前半800メートル46.8秒、後半800メートル46.4秒というハイレベルなラップを、余力十分に差し切ったアドマイヤミヤビは相当な器。ここでは、ソウルスターリングより上としたい。だが、素直に本命にするのも面白くない。

 そこで対抗に留め、このレース2着だったアエロリットに思いきって本命を打つ。クイーンCではスタートで行き脚がつかず、後方からの競馬に。3角から徐々に進出し、4角では3番手まで押し上げている。

 ここで注目するのは、外を回している点だ。荒っぽくなりながらも、直線では素早く反応し、ジリジリと伸び続ける。最後はアドマイヤミヤビに差されたものの、ゴール前も食らいつき、“これは!”と思わせる強い競馬をしていた。おそらく5~8番人気に落ち着く。人気のない実力馬に横山典が鞍上と、妙味が十分あり、期待したい。

 ▲にソウルスターリング。「テンよし、中よし、終いよし」で、着外は考えにくいが、3走連続で阪神1600メートル。同じ条件が続き、取りこぼしの可能性もある。印はこの3頭に絞り、アエロリットから2強に馬連で流す。押さえで3連複1点。10倍つけば厚めに買う。

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