情報バラエティ番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)での、MCの加藤浩次(47)のコメントが視聴者の反感を買っているようだ。
3月30日の放送で同番組は、『週刊文春』(文藝春秋)がスクープした俳優の渡辺謙(57)の不倫記事を取り上げ、女優の南果歩(53)という妻を持ちながら、渡辺がニューヨークで36歳のジュエリーデザイナーと手をつないでデートをしていたことを伝えた。
これを受け、タレントの松嶋尚美(45)やハリセンボンの近藤春菜(34)が、渡辺に対して批判的な意見を述べる一方、加藤は「結局は夫婦間の問題だと思うのよ」「とやかく言えねぇ」とコメント。さらに「ハリウッドスターって、けっこうむちゃくちゃするよね。離婚したりとかいろいろやるよね。謙さん、ハリウッドスターだって考えれば、“あぁ……いいのか”みたいになるよね」と、“ハリウッドスターであれば不倫もしかたなし”という考えを披露した。
渡辺の不倫を擁護する発言をした加藤だが、昨年1月、同番組でタレントのベッキー(33)とミュージシャンの川谷絵音(28)の不倫を伝えた際は、「軽率だったかもね、ベッキーも」とコメント。昨年8月に、W不倫が報じられたファンキー加藤(38)を取り上げたときは、スタジオのパネルを叩きながら、「ダメ!! これはハッキリ言ったほうがいい。これはダメだって」「ここからの人生で全部償ってほしい」と叱責していた。
今回の加藤の発言に、これまでの不倫問題への対応と差がありすぎると感じた視聴者は多かったようだ。ネットでは加藤へのバッシングが続出し、「同じ不倫でも人で意見変えるんだ、なんかガッカリ」「え、ハリウッドスターならいいの? 何その考え。納得できない」「長いものには巻かれる主義ですか」「加藤ブレブレだ、ダサすぎる」といった批判のコメントが数多く上がった。
「昨年は『週刊文春』などのスクープもあって、芸能人の不倫問題でワイドショーは盛り上がりを見せました。しかし、あまりに多い不倫ネタに飽きたのか、最近はどの番組でもあまり追求しなくなっていて、そんな傾向に違和感を持つ視聴者も少なからずいます。そんな中で、今回の加藤の不倫擁護発言は、これまではっきりした物言いがウケていただけに、視聴者の信頼を失いかねませんね」(芸能誌ライター)――視聴者が加藤浩次に期待するものは、かなり大きいのかもしれない。