小池百合子都知事「どんづまりから次の一手」裏情報の画像
小池百合子都知事「どんづまりから次の一手」裏情報の画像

「いざ“解体ショー”の始まりかと思いきや……。とんだ拍子抜けですね」と、民放のテレビ局記者が語るのは、3月20日に東京都議会の百条委員会で行われた、石原慎太郎元都知事の証人喚問。「築地市場の豊洲移転決定の責任をどこまで追及できるか注目でしたが、特に新証言も出ず、質問側もやや攻め手を欠く印象。実りのない時間でした」(前同)

 この事態に、内心焦っているのが小池都知事だ。「小池さんは、これまで“ベンゼンが出た!”“ドンとの戦い!”“五輪費用削減!”と、次々に“新ネタ”を入荷して人気を集めてきた。しかし、石原さんから何も出ず、いよいよ“ネタ切れ”が近い。自分でも分かっているんでしょう」(都庁関係者)

 どうにも手詰まり感の出てきた“小池寿司”だが、これまで時流や世論に巧みに乗って支持を集めてきただけに、“鮮度”が落ちてきたとみられるのが一番痛い。「また、豊洲移転を棚上げしている間にも、巨額の維持費が垂れ流されていますからね。もちろん税金ですし、格好の批判のタネと、一時は首をすくめていた都議会自民党も再び攻勢を強め始めました」(前同)

 移転しようがしまいが、批判を浴びるのは確実。7月に予定されている都議会議員選挙で「都民ファーストの会」を率いて勝利を収めたい小池氏だけに、自身の責任問題にはね返ってくるのは回避したいところだ。

「小池さん周辺では“住民投票”なんて話も出ていますが、都民に結論を丸投げにした格好になると、これまでリーダーシップをアピールしてきたのが台無し。打つ手なしですね」(前出の全国紙記者)

 だが、そんな小池氏が今、狙う“起死回生の一手”があるという。「“この問題で私のすべてを問う!”と、知事も辞職。知事&都議のダブル選挙にしてしまうというんです。選挙となれば実質議論は止まるし、得意のパフォーマンスで、お茶の間アピールも狙える。結果、支持は下がらず、問題を先送りできます」(都庁関係者)

 さすがは稀代の女バクチ打ち、最後は自分がまな板の上に乗って「さあ、さばいてごらん!」ってか!?

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