小池百合子都知事VS橋下徹元大阪市長「豊洲移転バトル」の奇々怪々 

「歯に衣着せぬこと」が改革者の条件であろうが、そんな両者が面と向かえば、流血必至――稀代のリーダーが激突!!

 “都議会のドン”内田茂氏、石原慎太郎元都知事と、“伏魔殿”に潜む妖怪たちをナギ倒しまくる女傑・小池百合子東京都知事。天下分け目の天王山、きたる東京都議選(6月23日告示・7月2日投開票)の下馬評も、“大勝利”との声が聞こえてくる。「小池氏率いる『都民ファーストの会』が50議席をうかがい、連携する公明党と合わせて、過半数の64を超えるという予測もあります」(全国紙政治部記者)

 支持率も79%(産経新聞社・FNN)と高水準をキープ中で、依然、絶好調に見える小池氏。しかし、政治評論家の有馬晴海氏は悲観的な見方を隠さない。「かつて8割以上の支持率だったことを考えると、10ポイント下落したと考えるべきでしょう」

 小池氏に“死角”ありと言うのだ。これを好機と捉えたのか、“抵抗勢力”は全力で逆風を吹かせ始めた。都議会自民党は、小池知事に早期の豊洲市場移転を求め、「豊洲問題を(7月の都議選の)公約に盛り込む」と宣言。豊洲移転か築地存置か、白黒ハッキリつけるべしと詰め寄ったのだ。

「自民党は、“豊洲問題で何もしない小池知事”というイメージを、都民に植えつける戦術に出る考えです。事実、都民ファーストの会、自民党ともに、次の都議選で40議席ずつ確保するというシビアな選挙予測もあります」(前同)

 きたる“初夏の陣”の争点は、この豊洲問題になりそうな雲行きだ。「このまま築地市場で営業を続行すれば、業者への追加補償を含めた年間コストが100億円以上かかってきます。移転か存置かを早く決めれば、その分、コストを削減できるんですがね」(全国紙都庁担当記者)

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏も、「豊洲問題の取り扱いが、都議選の結果に大きく影響しそうです」と言う通り、豊洲が“取り扱い注意”案件となる中で、小池氏に“特攻”をカマした御仁が登場。場外バトルの口火を切ったのは誰であろう、日本維新の会法律顧問で前大阪市長の橋下徹氏だ。

<地下水は飲むわけではないのでベンゼンが環境基準の100倍であっても問題ない>とツイッターで発信。要は、“豊洲は大丈夫では? 築地から移転すべし!”との持論をまくし立てたのだ。「理路整然と話しながらも毒気のある橋下氏の発言には、今も耳目が集まります。氏のツイッターのフォロワーは、180万人以上。テレビの深夜番組より、ずっと影響力があり、永田町でも注目されています」(前出政治部記者)

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