江戸城も見学可能!? ゴールデンウィークに行きたい「日本の名城」の画像
江戸城も見学可能!? ゴールデンウィークに行きたい「日本の名城」の画像

 見る者の心を奮い立たせ、さらに歴史の世界に誘う「日本の城」。定番観光地でもあるだけに、GW(ゴールデンウィーク)に旅行を予定している人も多いだろう。そんな人にぜひオススメしたいのが、4月20日に全国発売された『日本の名城 写真図鑑』(双葉社/907円+税)だ。週刊大衆の連載を中心に構成した同書は、写真をふんだんに使っているので、類書に比べて分かりやすいのが特徴だ。

 その中から、迫るGWの旅行にぜひとも観光にオススメしたい城を地域ごとにピックアップしたのが、仙台城、上田城、名古屋城、彦根城、熊本城だが、他にも紹介したい名城は盛りだくさん。たとえば、桜で有名な弘前城(青森県)は、ソメイヨシノが4月25日でほぼ満開となった。連休序盤に行けば、現存天守(江戸時代から残る天守閣で、日本に12基しかない)と桜の秀麗コラボが楽しめる。

 東京に住んでいながら、意外と見落としがちな江戸城は、遺構がかなり残っている日本一巨大な城。事前予約が必要だが、ガイド付きの皇居と江戸城の見学は、なんと無料である(詳細は宮内庁HPを参照)。

 小田原城(神奈川県)は昨年5月に天守閣のリニューアル工事が終わって再オープンしている。東京駅から東海道新幹線でわずか35分と、首都圏から気軽に訪れることができる史跡の一つだ。

 昨年、人気を博したNHK大河『真田丸』ゆかりの城は、上田城だけではない。大坂城、松代城(長野県)、春日山城(新潟県)など各地に点在。それぞれ、誰でも観光しやすいようにしっかりと整備されている。

 一方、今年の大河『おんな城主 直虎』ゆかりの城も彦根城だけでないが、井伊谷城や三岳城(いずれも静岡県浜松市)は、これまでの城ガイドブックに取り上げられることが少ない城だった。しかし、『日本の名城 写真図鑑』にはしっかり掲載。さらに、周辺の観光スポットも紹介しているので改めてオススメしたい。

 2015年に国宝指定された5例目の天守閣が美しい松江城(島根県)も必見の城の一つ。江戸期の風情を伝える周辺の街並みも散策したい。4月29日に大名行列が行われる「錦帯橋まつり」を開催予定の岩国城(山口県)、5月3~4日に「第68回丸亀お城まつり」を行う丸亀城(香川県)も見逃せない。

 先に挙げた弘前城のように、現存天守を巡る旅も城好きに人気。数百年の時を経て残る天守は木材の肌触りや香りと、歩くたびにギシギシと立つ音が魅力的だ。弘前城の他には、松本城(長野県)、丸岡城(福井県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)、備中松山城(岡山県)、松江城、丸亀城、伊予松山城(愛媛県)、宇和島城(同)、高知城(高知県)がある。

 日本人を魅了してやまない、武将たちの夢の跡。このGWは、ぜひとも城巡りに挑戦していただきたい!

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