立川談志の「遺言」の内容を勘違い!? 志らくが秘蔵メモを公開の画像
立川談志の「遺言」の内容を勘違い!? 志らくが秘蔵メモを公開の画像

 4月23日、落語家の立川志らく(53)が『ウチくる!?』(フジテレビ系)にゲストとして出演。師匠の故立川談志から受け継いだ自宅で、談志との秘話を語った。

 今回、番組MCの中山秀征(49)や中川翔子(31)は、志らくの自宅を訪問。この家は、談志の娘でタレントの松岡ゆみこ(53)が、談志の死去後は空き家になっていた物件を2014年に人気番組『大改造!!劇的ビフォーアフター SEASON II』(テレビ朝日系)に依頼し、リフォーム。完成後、志らくが家族とともに移り住んでいるという。これについて志らくは「談志の名前を継がずに家を継いだ」と説明し笑いをとっていた。

 家の中は談志の想い出の品も多く、さながら立川談志ミュージアムのよう。松岡も収録に参加し、「私が家主みたいなもん」と発言。現在は、志らくが松岡に家賃を払っている状態だといい、志らくを「店子です」と表現していた。

 驚くMC陣に、松岡は「(志らくは)まだまだ買えないわよ! ここ土地だけで1億円はするから」と明かし、志らくも「(松岡から)“1億円で買ってくれない?”と言われて、“1億は持ってませんよ”と断ったら、“志の輔さんなら持ってるよ”って。じゃあ、志の輔さんに売りゃあいいじゃん!って」と、兄弟子である立川志の輔(63)の名前を挙げた。また、自宅の庭には、談志の愛した八重桜もそのまま残されており、「俺、死んだら、サクラの木にまいてくれって」という談志の願いにより、サクラの木の下に散骨されたという思い出話も披露された。

 さらに志らくは、テレビ初公開だという談志直筆のメモを紹介。談志が亡くなる2か月前にお見舞いに行った際、話せないので「紙とペンをよこせ」と、身振りで指示されて書かれたものなのだが、一見すると解読不可能ななぐり書き。それを志らくは「人生こんなもんだ」と読み解いたと言い、「人生こんなもんだよって。どんなにいばっててもね、芸に対して頑張っても、病気になっちゃうと俺みたいになるんだ」という意味の遺言だと思ったと語った。

 しかし、娘の松岡は「ステレオここに持ってこようか、ステレオならなんでもいい」と解読。志らくも「談志はカセットデッキのことをステレオって言ってたんですよ」と認め、「カセットデッキ持って来い。病室で二人で懐メロ聞いて楽しもうじゃねえか」という意味のメッセージだったようだ、と訂正。志らくは、亡くなってから1年半ぐらいは遺言だと勘違いし、方々でそのように話してしまったと苦笑いしていた。

「立川談志は、今も続くあの『笑点』(日本テレビ系)を企画立案した名落語家。いまだにファンも多く、関連書籍やDVDが発売され続けています。立川家に残るものは、どれも貴重な品ばかり。ぜひ丁寧に保管して、後世に残してほしいですね」(お笑いライター)――師匠の最後のエピソードまで、笑えるオチをつけるあたり、さすがは立川流!?

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