TOKIOの山口達也は、バラエティから情報番組まで広く活躍中だ。『Rの法則』(NHK Eテレ)では、現役高校生を中心とした10代の若者たちの“アニキ”的な存在として、『幸せ!ボンビーガール』や『ZIP!』(ともに日本テレビ系)ではMCとして番組を盛り上げている。
そんな山口には、器の大きいところがあるようだ。TOKIOのレギュラー番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で以前、「後輩におごるときに高いと思う金額」が話題になった際、山口はメンバーの中で一番の高額「12万円」と答えた。ジャニーズ内だけでなく、芸能界全体でも気前がいいと評判の松岡昌宏が「5万円」と答えたことを考えれば、破格ともいえる金額だ。
また、大人気お笑いコンビ、メイプル超合金のカズレーザーも、山口の器の大きさに触れている。金髪で全身真っ赤な衣装という強烈なインパクトと独特のキャラクターで、今やテレビで引っ張りだこのカズレーザー。プライベートでも、テレビと同じ格好のまま街中を歩くため、目撃情報も多く、握手やサインにも気軽に応じるので、ちょっとしたパニックになることもあるという。
あるとき、空港にいたカズレーザーは、いつものようにファンたちに囲まれ、握手をしていたそうだ。すると、握手待ちの列の後ろのほうに、サングラス姿の日焼けした男性が並んでいたという。順番が来て握手をしようとしたところ、その男性はサングラスを外し、「TOKIOの山口です」と名乗った。カズレーザーは、先輩の山口に対してスター気どりなことをしてしまったと恥じ、この出来事を“消したい記憶”としてテレビで語っていた。
芸能界でもベテランの山口達也だが、自らあいさつに行く謙虚さも持ち合わせている。そんな姿勢こそ、いつまでもアイドルとして愛されている理由なのかもしれない。