先週のG1ダービーは、本誌が対抗に推した○スワーヴリチャードが2着入線。単穴に指名した★レイデオロが勝ち、同馬を管理する名伯楽・藤沢和雄調教師は悲願のダービー制覇を果たした。今週は、東京競馬場で芝1600mのG1戦・安田記念が行われる。春のマイル王に輝くのは!?

 海外馬を含め、実力馬が揃った安田記念。前走で2年半ぶりの勝利を収めたイスラボニータが、2014年皐月賞以来のG1のタイトルを手にする。

 同馬の鞍上といえば、その皐月賞を制した蛯名が浮かぶが、昨年の安田記念で折り合いがつけられず5着に敗れたことで、ルメールにスイッチ。すると、3戦連続着外というスランプ状態から復活。G1のマイルチャンピオンSを含む3戦連続で2着。そして、前走のマイラーズCで久々の勝利の美酒を味わったのだ。先行して流れに乗り、後続の仕掛けを待って追い出すルメールと、よほど手が合うのだろう。

 となると、ハイペースの消耗戦になるよりは、他馬よりも素早くトップスピードに乗れる分、スローペースのほうが望ましい。今回の出走馬を見渡すと、これといった逃げ馬がおらず、速くはならない。展開も合うはずだ。直線で早めに抜け出し、リードを広げ、押し切って勝つ。

 対抗は、その◎と同じタイミングで仕掛けるブラックスピネル。2走前の東京新聞杯で重賞を勝ち、実力は十分。前走は最後に追い上げるも届かずの4着だったが、松山騎手が積極的に仕掛ければ、勝機も。

 ▲には、まとめて差し切る破壊力があるレッドファルクス。単穴は、天才モレイラが乗る香港馬のコンテントメント。スタート次第では逃げそう。“モレイラマジック”に注意したい。

本日の新着記事を読む