アイドルがふいに流してしまう涙にはグッときてしまうが、それが“嘘泣き”だと指摘の声がたびたび上がるのが、ＡＫＢ４８だ。ファンにとっては信じたくない話なのだが、実際はどうだったのか検証してみよう。
まずは、“ゆきりん”こと柏木由紀（２５）。４月１９日に行われた小嶋陽菜（２９）の卒業公演に出演した際、感極まった柏木は小嶋に抱きついて涙を流したのだが、一部の写真では、まるで笑っているように見えたことから、ネット上では“嘘泣き疑惑”が浮上した。それを裏づけるかのように、同日深夜に放送されたラジオ番組『ＡＫＢ４８のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）で、指原莉乃（２４）や峯岸みなみ（２４）などが、柏木の泣き方が大げさだとイジり倒したことも、疑惑の信頼性を高める結果となってしまった。
嘘泣きといえば、２０１４年３月３１日に放送されたバラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも！』（フジテレビ系）の最終回で“号泣”した指原莉乃も忘れてはならない。番組の冒頭で、司会のタモリ（７１）がテーマ曲『ウキウキＷＡＴＣＨＩＮＧ』を歌い終わると、指原は号泣しながら登場して共演者を驚かせた。ところが、さまぁ～ずの三村マサカズ（５０）から「（スタジオの）裏で歌聞いてるだけで、もう泣き出しちゃってるんですよ」とイジられたところ、シレッとした表情を見せ、号泣の理由をよどみなく説明したことから、ネット上では「あざとい」「普通にしゃべってた」「もし号泣したならもっと目が赤くなるはずだよね」など、指原の嘘泣きを疑う声が相次いでいた。
さらに、“まゆゆ”こと渡辺麻友（２３）も嘘泣きが疑われた一人だ。２０１２年１２月３０日に放送された『第５４回輝く！日本レコード大賞』（ＴＢＳ系）でＡＫＢ４８が２年連続２度目の大賞に輝いた際、ＴＢＳの安住紳一郎アナウンサー（４３）から「去年は涙がなかったけど、今年は涙が出ちゃうね」と振られると、渡辺は慌てて手で顔を覆い、号泣するしぐさを見せた。ところが、実際には涙が流れていなかったことから、ネット上では嘘泣き説が一気に拡散。安住のコメントが原因で、渡辺は思わぬイメージダウンを招くハメになった。
ファンが求めているイメージを忠実に演じるのが、アイドルというもの。本気かどうかはさておき、その場に合わせて泣ける彼女たちこそ、本物のアイドルなのかもしれない。
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