永田町“都市伝説”…安倍政権凋落の理由は「池田勇人の呪い」だった!!の画像
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 森友学園、加計学園騒動で窮地に立たされ国会の会期延長を断念、テロ等準備罪法を審議未了のまま強行採決した安倍政権。2012年12月の発足以来、高止まりしていた支持率も4割前後に急落している。加えて、7月2日には“女傑”小池百合子都知事率いる「都民ファーストの会」と都議選で全面抗争。もしここで、自民党が大敗するようなら、党内では“安倍降ろし”の動きが加速するという。

 石破茂元地方創生担当相、返り咲きを狙う麻生太郎財相など、早くも総理総裁の椅子を虎視眈々と窺う面々が蠢動を始めているが、永田町取材歴30年で「これまで総理大臣予想を外したことがない」と豪語するベテラン記者は、「次の総理大臣は岸田文雄外務大臣に決まっている」と断言する。

 岸田外相といえば、12年の第2次安倍政権発足以来、外相の座を歴任してきた安倍内閣の重鎮。安倍首相も岸田外相への“禅譲”を度々ほのめかしているため、有力な次期首相候補であることは間違いない。ただ、“一寸先は闇”なのが永田町という世界。安倍政権の新たなスキャンダルが発火すれば、内閣の中心メンバーの一人だった岸田外相も連帯責任をとらされるかもしれない。しかし、前出のベテラン記者はそんなことは関係ないという。 「安倍政権が崩壊するのは“天の意思”だね。“池田勇人の呪い”だよ」

 池田勇人元首相は、高度経済成長期に総理(1960~64)を務め、「貧乏人は麦を食え」の豪快な失言でも有名な御仁。ただ、その“元首相の呪い”とはどういうことか? 「派閥名に池田の“池”が入っていることからも分かるように、宏池会の初代会長は池田さん。その宏池会の当代が岸田さんです。宏池会は今年で結成60年の節目を迎えた。これは人間でいえば還暦で“ハレの時期”にあたりますから、エネルギーが満ちている。今なら、宏池会が仕掛けてもすべて思い通りになるはずですよ」

 池田元首相は岸信介元首相と激しい政争を繰り広げ、総理の座を奪い取った。 「安倍さんは岸さんの孫。岸田さんは池田さんと同郷(広島)で、派閥の継承者。否が応でも因縁で結ばれているんです。岸田という名前も“岸”と“池田の田”が入っていますから、池田VS岸の因縁を継承する星の下に生まれているんです」

 池田元首相と岸田外相には、無類の酒好きという共通点もある。 「池田さんは64年の東京五輪の開会式に出たのが最後の仕事だった。だから、2020年の東京五輪の開会式には安倍首相ではなく“岸田首相”が出席しているはず。池田さんは、あの世で岸さんの孫の安倍さんが好き勝手していることに怒っているんですよ。だから、池田さんは岸田さんを総理にするはずです」

 6月20日に、池田勇人元首相の生涯を描いた『池田勇人 ニッポンを創った男』を上梓した著者・鈴木文矢氏がいう。 「生前の池田首相は、“枕元に仙人が立って俺に言うんだよ……”が口癖だったといいます。霊感が強いタイプで、政局になると自分にしか見えない仙人のご託宣で行動していたといいますから。“呪い”もあるいは、あるのかもしれません」ーー信じるか信じないかは、アナタ次第だ。

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