朝ドラ『ひよっこ』浅香航大が、みね子の“恋の本命”に急浮上!?の画像
朝ドラ『ひよっこ』浅香航大が、みね子の“恋の本命”に急浮上!?の画像

 あかね荘編というべきか、すずふり亭編というべきか、新しい生活を描く新章も楽しいNHK連続テレビ小説『ひよっこ』。谷田部みね子(有村架純・24)も東京に慣れはじめ、いよいよ安定期に入った。キャラ紹介も一段落し、少しずつ関係を深くしていく登場人物たち。みね子(有村)も仕事を楽しんでいる模様で、視聴者としても安心して見られる回が続くが、ここにきて注目すべき俳優が登場した。坪内祐二を演じる浅香航大(24)だ。

 まずは彼の登場回を振り返っておこう。コンビで漫画家を目指す新田啓輔(岡山天音・23)の相方である坪内(浅香)が、前日の放送であかね荘に戻り、それを受けた6月21日の放送回では、坪内(浅香)がなぜ東京に戻ってこなかったのかが語られた。“実家の運送屋の手伝いを強いられ、東京に戻って来られなかった”という説明は言い訳でしかなく、恋をして東京に帰る気を失っていたというのが真相だった。その恋に破れ、やっと上京してきた坪内(浅香)を、新田(岡山)は優しく受け入れた。そしてみね子(有村)に自分たちの漫画を読ませる漫画家の卵である二人。みね子(有村)はつまらないと思いながらも、二人の努力を思って、つい感動してしまうのだった……。

 今のところ、誰が見てもみね子(有村)の恋人の本命は、慶大生の島谷純一郎(竹内涼真・24)だ。好意を持っている様子もたびたび描かれているし、何より演じるのはビューネくんこと、イケメン俳優の竹内涼真。これでみね子の恋も安定期! と思ってしまいがちだが、そう簡単に話が進まないのが『ひよっこ』の面白さではないか。そこで今回の坪内(浅香)の登場である。

 今は新田(岡山)とともにマンガ家を目指す、ただの変わり者という役柄だが、みね子と急接近ということはないだろうか。実は、『ひよっこ』のキャスト発表時から私は坪内を演じる浅香に注目していた。

 浅香は元ジャーニーズJr.という肩書を持つイケメン俳優で、映画『桐島、部活やめるってよ』、『悪の教典』など話題の作品に次々と出演している。朝ドラファンには2014年下半期放送の『マッサン』の鴨居英一郎役というとピンと来るはず。マッサンの一番弟子という大役を演じて注目されたのだが、本作ではどうか?

 朝ドラ経験者であること以外にも、坪内(朝香)がキーマンであることを示唆するポイントがある。初登場シーンでの増田明美(53)のナレーションで、「まあ、みね子の人生にさほどの影響はないと思われます」と語られたのだ。

 ナレーションで遊ぶのは本作の特徴だが、この言葉は特にインパクト大。わざわざこんなこというのは裏があるからではないのか? 朝ドラお得意のミスリード? 思わず邪推してしまうが、ヒロインの人生に影響がないとまで言われれば、むしろ他の脇役より気になる! これから坪内(浅香)がどんな風にみね子(有村)と関わっていくのか、注目していく必要がありそうだ。

朝ドラ批評家半澤の朝ドラブログ
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