先週のG1宝塚記念は、須田が穴馬に指名したミッキークイーンが3着に突っ込んだ(3連単の配当7万420円)。今週の狙い目レースは、中京競馬場芝1200mのG3戦CBC賞。須田鷹雄の見解は――!?

 CBC賞が夏競馬のレースになったのは2006年のこと。10年京都、11年阪神で開催され、12年から新装した中京に戻った。06年以降通算の傾向で見ると、前走G1・G2組はオープン特別組と比べてやはり勝率・複勝率が高い(G3組はそもそも該当馬自体が少ない)。オープン特別組は、6着以下から来た馬は06年以降[0・1・0・52]でハンデ戦といってもまず無理。4~5着組は[1・1・0・11]でそれよりはマシだが、やはり苦戦傾向にある。1~3着組で[4・3・4・23]と、やっと手が出せるレベルとなっている。これがG1・G2組になると前走6~9着組で[2・0・2・6]、10着以下組でも[3・2・1・22]とそれなりに馬券になっている。しかもG1・G2の前走大敗組は今回ハンデの恩恵で走っているわけではなく、前走と比べて斤量が増えている馬でも[3・0・1・3]と走っている。前走で1~5着してきた馬も[1・2・1・1]。格上タイプが、今回斤量が増えてきてもそれを克服するという構図が見てとれる。

 この原稿を書いている時点ではハンデが出ていないし、前走G1・G2→今回斤量増に該当しそうな持ちハンデの馬もいない。そこで変則的なパターンだが◎スノードラゴンではどうだろうか。同馬は高松宮記念7着(57キロ)のあと、北海道スプリントカップ(59キロ)に出走して3着。今回のハンデは、昨年出走時が58.5キロだったことを考えると57.5~58.5キロのいずれかだろう。ダートでしかも地方側で行われる北海道スプリントCをないことにすれば、良いパターンに近いことになる。昨年のこのレースでは、逃げ先行馬が残る展開で6着。9歳だが当時に近いパフォーマンスを維持している馬なので、差し馬有利の展開になれば3着以内もありうる。

 今年は古馬勢の層が薄いので、3歳馬の食い込みもありそう。ニュージーランドトロフィー2着の○メイソンジュニアか、NHKマイルCから来て距離短縮がプラスになりそうな▲タイムトリップあたりが候補になると思う。

 ★にトウショウドラフタ。本来は1400メートルがベストの馬だが、◎が来るような展開のときはこの馬の差しも届いてきそう。距離違いだがファルコンS勝ちがあり、中京は得意だ。

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