橋下徹、ナニワのケンカ師「政界再出馬」の青写真の画像
橋下徹、ナニワのケンカ師「政界再出馬」の青写真の画像

 先の東京都議選での自民党の歴史的大惨敗、小池百合子知事率いる都民ファーストの会の圧勝劇が記憶に新しい永田町。今後の国政を左右しかねない出来事に揺れる政界に、影響を及ぼしそうな人物の動きが、慌ただしくなってきているという。

 “浪速のケンカ師”こと、橋下徹氏(48)がその人だ。テレビ朝日関係者は、こう言う。「ウチの橋下さんと羽鳥慎一さん(46)の番組『橋下×羽鳥の番組』が、9月末で終了することがほぼ確実なんです。視聴率は爆発的に良いわけではないですが、決して悪くはないから、なぜ、このタイミングで……」

『橋下×羽鳥の番組』といえば、2016年4月にスタートした討論バラエティ番組。話題の論客を招いて討論をする構成で、時には橋下氏が、大阪市長時代に新聞記者たちとやり合ったのを彷彿させる激しい舌戦を繰り広げることもあった。「視聴率以外でも、番組の内容がネットニュースの見出しを飾ったことも数知れず、話題性は抜群でした。局として打ち切る理由はないから、番組の関係者からは当然のように“橋下さんが政界に……”という声が上がっていますね」(前同)

 当の橋下氏といえば、“番組外”で大舌戦。「橋下氏が大阪都構想成立を目指していた頃からの天敵、内閣官房参与で京都大学教授の藤井聡氏から“口撃”を受けて、自身のツイッターでブチ切れ大逆襲。刑事告訴すると息巻いています」(夕刊紙記者)

 やられたらやり返す、ケンカ師の本領発揮だが、いよいよこのケンカ殺法で、中央政界に殴り込みをかけるというのだろうか。「番組で共演する羽鳥さんも、7月1日の日本テレビのトーク番組『メレンゲの気持ち』で、“(橋下さんは)また戻りそうな気がする。あっち(政治)の世界に”と意味深な発言をしていました。彼は何かしら聞いている可能性は高いですからね」(前出のテレ朝関係者)

 橋下氏は今後、どのように動くのか。ジャーナリストの安積明子氏はこう言う。「橋下さんが将来的に、国政に進出されるのは十分にあると思います。しかし、今すぐというのは考えづらいですね。理由は、考え方が近いとされる安倍政権が、すでに末期的な状態にあり、今、中に入っても良いことはないですから。当然、橋下さんも考えていると思います。同時に、彼が元代表を務めた日本維新の会も、党として良い状況にはないですからね」

 しかし、一方で安積氏はこうも続ける。「彼は自分の商品価値を高めるのが抜群にうまい。“橋下さんがこのタイミングで番組を降りるとなると、年内に総選挙なり何かあるのかも……”とも思ってしまいますよね。そう思わせた時点で彼の勝ち。すでに橋下さんの影響下に置かれてしまっているんですよ」

 一部には、早ければ年末か年始にも解散・総選挙が行われるという話もある。浪速のケンカ師が、永田町を闊歩する日も、そう遠くはないのかもしれない。

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