NEWS手越祐也「超ポジティブ男」が味わった挫折の画像
NEWS手越祐也「超ポジティブ男」が味わった挫折の画像

 自他ともに認める“スーパーポジティブ”といえば、NEWSの手越祐也だ。現在、手越が出演するレギュラー番組は『世界の果てまでイッテQ!』、不定期放送の『サッカー★アース』(ともに日本テレビ系)の2本。実は他のメンバーである小山慶一郎や加藤シゲアキ、増田貴久に比べると毎週出演するレギュラー番組は『イッテQ!』のみと少なく、ジャニーズタレントの中でもテレビでの露出は少ないほうだ。

 それでもNEWSと聞けば手越を思い浮かべる人が多いのは、高視聴率番組『イッテQ!』に出演していることと、手越自身のインパクトの強いキャラクターのおかげではないだろうか。

 手越は、10年あまり『イッテQ!』に出演し続けており、アイドルながら芸人も顔負けの体当たりロケにチャレンジして、番組では「エンターテイナー手越」と呼ばれるまでになった。持ち前の運動神経やセンスの良さはもちろん、常にポジティブな思考で、難易度の高いチャレンジも華麗にクリアしてみせる。そんな手越は、ポジティブすぎる名言の数々でも有名だ。過去には「地球でトップ3に入るくらいポジティブなので、悩みはまったくない」とも発言している。

 手越は、子どもの頃からサッカー少年で、ずっと真剣にサッカーに打ち込んでいた。しかし2002年、中学3年生でジャニーズ事務所のオーディションを受けると、手越いわく「受かってしまった」そうで、そのままジャニーズに入所。手越は、ずっと男子校だったので、女性と関わることがまったくなかったため「女性にキャーキャーいわれるっていうのが、夢だったんです」と明かしている。そして手越は、入所からわずか10か月でNEWSとして歌手デビューした。

 ジャニーズJr.としての下積みをほぼ経験していない手越は、一見苦労知らずのようだが、ジャニーズに入ってからは、人生で初めてともいえる挫折を経験している。当時、手越の目標は“マイクを持つこと”だった。あるとき、カラオケ仲間だったJr.が、手越の歌がうまいとスタッフに推薦したことがきっかけとなり、KAT-TUNの横浜アリーナ公演で、増田貴久とともに大先輩である近藤真彦の歌を歌うチャンスが巡ってきた。ステージでは、先輩Jr.の増田にはファンからの声援があったが、無名の手越に歓声はなかったそうだ。

 子どもの頃から活発な性質で、リレーをすればアンカー、演劇をすれば主役、応援団なら応援団長と、とにかくいつでも目立つ存在だったという手越。NEWSのメンバーになってからも、なかなかグループで目立つことができず、周囲との経験や実力の差に苦しんで、心が折れそうになったこともあったという。手越はそれを、持ち前の負けん気の強さで乗り越えてきた。

 手越は以前、テレビで「行かずにためらう暇があったら、ためらわずに行ってみようと思うタイプ」と、自己分析していた。今では逆境も、むしろ楽しんでしまうくらいポジティブなメンタルの持ち主となり、他のメンバーを振り回すまでに成長した。そして来年には、NEWSとしてデビュー15周年を迎える。

 これまでNEWSは、メンバー減少や活動休止、スキャンダルなど、数々の困難を越えてきた。平坦な道のりではなかったが、残ったメンバー同士の絆は深くなった。手越はもちろん、それぞれのメンバーの活躍も目を見張るものがある。今後どんな困難があっても、NEWSというグループが崩れることはないだろう。

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