KinKi Kidsの二人、奈良県出身の堂本剛と兵庫県出身の堂本光一は、赤の他人であるにもかかわらず、“堂本”という同じ姓だ。これはかなり奇跡の出会いと言っていいのではないだろうか。しかも、光一のほうが早生まれで学年は違うものの、生まれたのも同じ1979年だ。この二人には、何か“不思議な縁”を感じてしまう。そして、ジャニーズタレントの中には、他にもこのような“不思議な縁”がいくつかある。
たとえば木村拓哉は、今や超人気タレントのマツコ・デラックスとの縁がある。実は、木村はデビューする前、千葉県で高校生活を送っていたことがある。マツコはその学校で木村の同級生だった。木村は芸能活動のために1年で都内の学校へ転校してしまったので、ほとんど面識はなかったようだが、以前マツコの番組『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)に、木村がゲスト出演した際は、地元トークに花を咲かせていた。
中居正広の地元の後輩には、ヒップホップグループ「RIP SLYME」のSUがいる。神奈川県藤沢市出身の二人は、現在もプライベートで親交があり、中居の番組でもたびたび共演している。ちなみにSUの姉は、中居と小、中学校時代の同級生だった。他にも、ジャニーズ事務所の後輩であるタッキー&翼の今井翼も、中居と地元が同じで、同じ中学の卒業生だ。
関ジャニ∞安田章大は、ダウンタウンとの縁がある。安田は、兵庫県尼崎市の出身。尼崎といえば、ダウンタウンの二人の地元としても有名な街だ。時代は違えども、同じ地域で生まれ育った三人を、ある人物が結びつけている。それは中学時代の恩師、“英語の原田先生”だ。
ダウンタウンの二人がMCを務めていた『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)に関ジャニ∞がゲスト出演した際、三人は地元の話で大いに盛り上がった。安田の担任だった原田先生は、昔、浜田雅功の担任でもあったらしい。さらに松本人志が、当時の先生が放送部の顧問だったという話をすると、安田は、先生がずっと放送部の顧問を続けていたことを明かしていた。
芸能界で成功できるのは一握りの人たちだ。その中で、同じ時間や思い出を共有できる相手に出会えるというのは、やはり“不思議な縁”があるからなのだろう。