横浜「崎陽軒」のシウマイVS大阪「551蓬莱」の豚まん!「新幹線飯」味比べ頂上決戦の画像
横浜「崎陽軒」のシウマイVS大阪「551蓬莱」の豚まん!「新幹線飯」味比べ頂上決戦の画像

 東京と大阪を2時間半あまりでつなぐ、日本の大動脈、東海道新幹線――。お盆や正月の帰省、出張などで利用する機会の多い列車だが、席についたら、ビールをプシュッとするのが醍醐味。車窓を眺めながらの一杯に最適なお供は何だろうか?

「なんと言っても横浜・崎陽軒のシウマイ弁当です。ホタテを使った主役の絶品シウマイはもちろん、名脇役がズラリ。鶏の唐揚げにマグロの照り焼きなど、ビールのおつまみにピッタリ。東京駅からの発車後、ビル群を眺めながら、一杯やると旅情が出て最高ですね」(東京在住の会社員)

 事実、東京発の新幹線に乗って周りを見渡せば、皆、シウマイ弁当という場面も少なくない。

 一方、新大阪発の東海道新幹線では、「東京に仕入れに行くときは、551蓬莱の豚まんは絶対に外せへんな。甘味のあるモッチリした生地の中から出てくるジューシーな肉餡。手に取っただけで喉がビールを求めよる」(大阪・難波の洋品店経営者)

 新大阪発の新幹線内で豚まんの香りに食欲を刺激された読者諸兄も多いはず。横浜のシウマイに大阪の豚まん。“新幹線ビール”に合う最強点心はいずれか?

 シウマイを推すのは、週刊大衆で連載中の劇画『麻雀放浪記』で構成協力を務める浜田正則氏だ。「崎陽軒のシウマイの特徴は、なんといっても、あのコクですね。蒸したてはもちろん、お弁当仕様に研究されているので、冷めていてもおいしい。ちょい足しとしては、塩レモンで食べるのがオススメです」

 シウマイに惚れ込むあまり、結婚披露宴も崎陽軒で挙げたという浜田氏。こんなレシピも紹介してくれた。「カレーのトッピングや中華丼の具にも合いますんで、ぜひ!」

 一方、豚まんを推薦するのは、本誌で『ナニワめし暮らし』を執筆する、はたのさとし氏だ。「大阪では夜の電車内が、しばしば芳醇な豚まんの香りに包まれることがあります。おばちゃんを中心に、お出かけ帰りにお土産として551の豚まんを買って帰ることがよくありますが、それは大阪では当たり前の風景といってもよいくらい、定着しているんです」と、関西圏におけるソウルフードぶりを力説。

「あのもちもち食感の生地、手作りで詰められたジューシーな豚肉、甘い香りの玉ねぎ、食べれば食べるほどクセになる味……! 電車で香りを嗅いだら、また無性に食べたくなり、自然と足がお店に向かってしまいます。だからいつも、お店の前には行列が絶えないんでしょう」(はたの氏)

 新幹線内で香る豚まんの芳香は、まさに飯テロ! また、こんな声もあった。「東京から大阪に帰省するときは崎陽軒のシウマイ、大阪から東京に戻るときは551蓬莱の豚まんを買ってますね」(都内の大学生)

 これが最強!?

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