災害や事故で役立つ「サバイバル知識」10選の画像
災害や事故で役立つ「サバイバル知識」10選の画像

 いつやって来るともしれない災害や事故。そんな不測の事態に出会ったときに、役立つサバイバル知識をご紹介します!

 災害に加え、事故や遭難など、ある日突然、予期せぬ事態に遭遇する可能性は誰にでもある。そんなときに、適切な準備があり対処することができれば、自分のみならず周囲の人の安全や生命を守ることができるだろう。

 来たるべき災害への準備として、一番の基本は、すぐに持ち出せる非常用の持ち出し袋が挙げられる。最近では最低限の食料、ライター、医療、衛生用品がセットになったものも売られているので、それを常備しておくのもいいだろう。手回しで充電できる懐中電灯とラジオ、スマホ充電器が一体化したグッズもあるので、そういうものも用意しておくといざというときに便利だ。

 自然の中で、遭難するようなケースもある。まずはどこへ遊びに行く場合も、日帰りだとしても食料や水などの準備、雨具や防寒着を持って行くことを忘れてはならない。あとは下手に動き回りるよりも、体力の温存を心掛け、救助を待つことも大切だ。

 どんな状況においても大切なのは、生命を守ること。非常時にパニック状態に陥り、大惨事に発展してしまうのはよくあること。とにかく、落ちついて行動することを心掛けよう。

【1】災害袋に入れておきたいお役立ちグッズ
 各家庭には非常時に持ち出し用の袋があるはず。その中に入れておくと役に立つのが破れた服や修理、絆創膏代わりに止血にも使えるガムテープ。そして、ねじって紐にもなり、体に巻いて防寒にも使用可能、包帯代わりにも使えるラップも入れておきたい。

【2】水がなくなったらペットボトルでろ過!
 濁った水や風呂の残り水を飲料水にするには、ゴミや異物を取り除かねばならない。そのためにペットボトルを利用したろ過器を作ろう。あわてず時間をかけてゆっくりろ過器に水を通していくのがコツだ。できた水は念のため煮沸して滅菌しよう。

【3】ペットボトルで火をおこそう
 ライターやマッチがないときでもペットボトルがあれば火をおこすことが可能だ。ペットボトルに水を入れ、逆さまにした飲み口の下の丸い部分をレンズにしよう。着火させて種火にする火口は、麻紐やティッシュなどの繊維質の物をほぐして使用しよう。

【4】ラップと新聞紙を使って簡易トイレに
 下水道が止まってしまったときに、困るのがトイレだ。そんなときにはラップ(もしくはビニール袋やスーパーの袋など)を便器の中に敷き、その上にちぎった新聞紙を入れる。その中に排泄すれば、処分も簡単で匂いも抑えられ一石二鳥だ。

【5】迅速な止血が命を左右することも
 事故や災害で出血したときは、迅速な止血をしないと生命に関わることも。そんな時に役立つのが間接圧迫止血法だ。主に手や足からの出血の場合、出血している部位より心臓側に近い部位の止血点を手や指で圧迫して血流を遮断して、止血する。止血帯を使うのもいい。

【6】山で道に迷ったら山頂や尾根を目指せ!
 山で道に迷うと、沢を下りがちだ。しかし、下っていくと崖や滝や堰堤に突き当たって進退窮まることが多い。そんな時は山頂や尾根へ向かおう。高度が高くなれば視界が開け、現在地の確認が容易になるうえ、登山道はピークや尾根を通っていることが多いからだ。

【7】山登りでは低体温症に注意!
 山の事故で、死亡原因として多いのが低体温症による疲労凍死。実は夏や秋の気温の高い時期でも起こりうる。山では雨だけでなく汗をかくことも含め“濡れない”のが大切。山に行くときは濡れても肌をドライに保つシャツや、レインウェア、防寒着を忘れてはならない。

【8】救助や崖登りに役立つもやい結び
 もやい結びはロープの端に大きさの変化しない輪をつくる結び方だ。結ぶのも解くのも簡単ながら強固で、災害時のレスキューや高所作業に使用されることでも知られている。様々なことに応用できるうえ、慣れれば簡単な結び方だけに覚えておいて損はなし!

【9】火災に巻き込まれたら煙を避けろ!
 火災時はとにかく、煙を吸わないことが重要。逃げるときは、息を止めず少しずつ呼吸しながら姿勢を低くして煙の層を避けつつ移動しよう。そのときにはハンカチなどで口や覆うのが良い。だが、このときにハンカチは濡らすと除煙効果が落ちるので注意。

【10】着衣で水中に落ちたら背浮きで待て!
 泳ぎに慣れている人でも、着衣のまま泳ぐのは非常に難しい。そういう場合は、“背浮き”と呼ばれるフォームで顎を上げて体を反らし、おへそを突き出すようにして浮き続けることが大切。周囲の人は、ペットボトルなどの浮力がある物を投げ渡し救助を待とう。

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