いよいよ秋競馬が始まる。開幕阪神のメインはG1スプリンターズSの前哨戦、セントウルSである。

G1を2勝した名牝を母に持つフィドゥーシアに期待!

 セントウルSは休養馬も走るが、連戦馬も馬券に絡んでくる。ここ10年は前走がアイビスSDか、北九州記念組が必ず馬券圏内に食い込んでいる。今年はアイビス組ではフィドゥーシアに注目したい。

 母ビリーヴはスプリントG1を2勝した名牝だが、産駒からまだ母を超える存在は現れていない。しかし、フィドゥーシアは5歳の今年3勝を上積みして躍進。オープン特別を2つも勝った。

 前走は先行押し切り態勢からゴール前で差されたが、前半2Fが21秒8のハイラップ。勝ちに等しい内容だ。地力を強化しているのは間違いない。

 夏場にも強いのかデキも目立つ。肌ツヤが非常によく、馬体を大きく見せるほど充実。もちろん6Fも問題のない距離だ。

北九州記念組のファインニードルにも注目

 北九州記念組からはファインニードルを推奨だ。前走は直線でコースがなく、完全に脚を余す5着。Mデムーロも「何もできなかった。追えたのは50メートルだけ」と悔しがったが、着差が0秒2だけに惜しまれる競馬だ。休み明けを一度使って前進は必至である。

京成杯オータムハンデはダノンリバティとブラックスピネル

 同じ日曜日に中山では京成杯AHが行われる。関東馬優勢ムードだが、関西馬ではダノンリバティ、ブラックスピネルの音無厩舎に期待がかかる。(日刊ゲンダイ大阪記者)

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