坂上忍、ビンタ騒動の日野皓正に「自分の感情を大事にしてる」と苦言の画像
坂上忍、ビンタ騒動の日野皓正に「自分の感情を大事にしてる」と苦言の画像

 9月4日に放送された『バイキング』(フジテレビ系)で、男子中学生への往復ビンタを報道されたジャズミュージシャンの日野皓正氏(74)に対し、司会の坂上忍(50)が「指導力不足」と指摘する場面があった。

 日野氏は1日、羽田空港で取材に応じ、「行き過ぎたことは分かる。それは謝る」と謝罪。続けて「でも、それも必要なときもあるんだよね、人間の中ではね」とコメントした。日野氏は生徒について「おれとやつは“父親と息子なわけ”」とたとえ、コンサート後には楽屋に来て謝罪する生徒を「おまえはうまいんだから、ちゃんと頑張れよ」と励ましていたと説明。親心で生徒をビンタしたと説明した。

 この日の『バイキング』では、日野氏の謝罪コメントをVTRで紹介。坂上は日野氏の主張を踏まえたうえで、「お金を払って見に来たお客様がいて、そこが最終地点なわけですよ」と持論を展開。そして「4か月稽古を重ねて、最終地点がコンサートだとしたときに、その場でビンタしないと止められないってことは、指導者としての指導力不足を如実にあらわしてしまったって捉えられる」「“終わった後に、子どもが俺の控室に謝りに来たんだ”って。指導者として、子どもにそういう謝らせ方をしてしまうのはどうなんだろう」と日野氏の指導力不足を指摘した。

 また坂上は「僕も、先生にボコボコにやられてきた世代です」と過去に体罰的な指導を受けてきたとコメント。指導後に反省し、感謝したこともあると語ったが、現在子役スクールで子ども相手の稽古を行っているという坂上は「体罰必要ですか? って思いますよ」と発言。そして「晴れの舞台の席で、“あれやる必要ありますか? あれをやらなきゃいけないぐらいの指導力しかないんですか?”って言われたときに、どう返答するんですか?」「(生徒を)信じて裏切られたからといって叩くんだったら、子どもの感情よりも自分の感情を大事にしてるんじゃないですか?」とあらためてビンタ騒動に言及した。

 最後に坂上は、コンサート中にいろいろな解決法があった中でビンタを選択した日野氏に対し、「叩かざるを得ない結果になったことに対して、どうなんだ? ってことじゃないですか」と、指導力について疑問を投げかけた。

「今回のビンタ騒動では、当日の生徒の行動に言及する人もいましたが、この日の坂上は一貫して日野氏の指導者としての姿勢を批判しています。同じく子どもを指導する立場の人間として黙っていられなかったのでしょう」(芸能誌ライター)――次回のコンサートが無事に行われることを願うばかり。

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