
現在グループやソロで活躍中のジャニーズアイドルは、かつて別のユニットで活動していた経験を持つ者がほとんどだ。昨年解散したSMAPは、1988年の結成時には、現在オートレーサーとして活躍している森且行さんを含めた6人組だった。デビュー前には、後にV6となる坂本昌行やTOKIOの国分太一もSMAPとして活動していた期間もある。
NEWS小山慶一郎は、メンバーが6人だった頃のKAT-TUNに、2か月ほど在籍している。当時、小山はジャニー喜多川社長から「ユー、KAT-TUNだから」と言われていたのだとか。同じくNEWSの増田貴久は、Kis-My-Ft2に所属していた過去がある。
Kis-My-Ft2の前身はKis-My-Ft.で、グループ名はメンバーそれぞれの頭文字を取って命名された。現在、キスマイの“M”は宮田俊哉の頭文字だが、当時はその後退所してしまったメンバーが“M”担当だった。その彼が後にJ.J.Expressに移籍したため、同じく頭文字がMの増田が“M”担当に。当時の歌番組では、「NEWSまっすーの新ユニット!」と、キスマイが紹介されたこともある。
そのキスマイの玉森裕太と、Hey!Say!JUMPの高木雄也もコンビを組むかもしれなかった。JUMPは2007年、キスマイは11年にCDデビュー。デビューは高木のほうが早かったが、入所したのは玉森のほうがおよそ1年半ほど先輩。そして二人とも1990年生まれの同い年だ。
二人はかつてJUMPの有岡大貴、中島裕翔、伊野尾慧らも所属したJ.J.Expressとして活動した時期がある。その頃、高木はジャニーさんから「J.J.Expressか、キスマイか、玉森と二人でやるか。ユーはどれがいい?」と、聞かれたことがあったという。そのとき高木は「俺はJ.J.がいい」と答え、後に二人は別々のグループでデビューし、現在に至る。
今では二人ともそれぞれのグループで活躍している高木と玉森。もしかしたら二人組でデビューしていた可能性もあったわけだ。