先週のG3京成杯オータムハンデは、須田が▲を打ったグランシルクが勝ち、○ダノンリバティが3着だった(3連単の配当は6万8880円)。今週は、阪神競馬場で芝1800メートルのG2ローズステークス。須田鷹雄の狙い目は――!?

■前走G1オークス、桜花賞組に注目

 ローズSは過去10年で見ても、前走オークス組が[8・5・1・35]。他に桜花賞組(07年ダイワスカーレット)が勝っているので、上がり馬の優勝は望みづらい。唯一の例がタッチングスピーチだが、この線を狙っていくのは効率が良いとは言えない。春の実績馬について、順位づけや取捨をはっきりさせていくのがよいだろう。

 もうひとつ考えなくてはならないのが、リスグラシューやミリッサ(こちらはオークス組ではない)のような、馬体維持に手間がかかるようなガサのない馬の扱いだ。今回は休み明けなので状態面の不安なく走れると考えるのか、本番、あるいはエリザベス女王杯まで見据えると今回はだいぶ余裕残しで来ると考えるか。個人的には、後者ではないかと考える。いくら秋華賞は京都で輸送距離が短いとはいえ、今回仕上げすぎると秋華賞時に余裕がなくなる可能性がある。

 オークス組の話に戻って、今回上位人気になる可能性があるのはオークス最先着(2着)の○モズカッチャン、あとはリスグラシューと距離短縮になるレーヌミノルだろう。ただリスグラシューは前述した理由で▲までとしたい。レーヌミノルは2400メートルに比べると今回のほうがだいぶ走りやすいが、それでも好走歴のない(走ったことのない)1800メートルでダイワメジャー産駒ということを考えると△としておきたい。

■皐月賞以来のファンディーナは脚質的に目標になりやすい

 今回はオークス組以外に皐月賞以来となるファンディーナもいるが、皐月賞7着はよいとしてフラワーCは今振り返るとかなり相手が弱かった。自分で競馬を作れるタイプというのは有利なのだが、脚質的に目標になりやすい。馬券が売れやすいタイプでもあるので、ここでは△とする。

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