9月15日に放送された福山雅治(48)の音楽番組『ウタフクヤマ』(フジテレビ系)に映画監督の是枝裕和氏(55)と女優の蒼井優(32)、広瀬すず(19)が出演。広瀬の魅力について、是枝監督と蒼井が語る場面があった。
広瀬は吉田秋生氏の同名コミックを映画化した2015年の是枝作品『海街diary』に出演し、日本アカデミー賞新人俳優賞の他、多くの映画賞を受賞。この日、是枝監督はオーディション時の広瀬について、「すずは来た瞬間に、“ああ、すずだなあ(ヒロインの浅野すず)”って」と即決したことを告白した。
それを聞いた蒼井が「(オーディションで)何をしたの?」と聞くと、すずは「1人だけ、地元の中学のセーラー服を着ていってて」と説明。後にオーディションを合格した理由について「(是枝監督から)“すごく猫背だった”って言われて」と振り返った。
是枝監督はそれについて、「制服がちょっと大きかったんですよね。お姉ちゃんのおさがり。体に合ってない感じ」と、セーラー服姿が印象的だったと説明。福山が「(役柄に合わせて)準備をして、わざと大きいのを着て行こうと?」と尋ねると、すずは首を振り、「じゃないんです。それしかないので」と返答。制服や体操着が、すべて兄と姉のおさがりだったため「新品なものを持ってみたかった」と打ち明けると、是枝監督はそういった広瀬の姿が「染まってない感じがすごくしたんですよね」と語った。
また、映画『海街diary』の広瀬に才能を感じたという蒼井。作中で広瀬が自転車で桜並木の坂を駆け下りるシーンを挙げ、「桜が一枚おでこについてて、カメラさんが(ついている桜が見えないように)そこが切れるように(広瀬の顔を)ずっと撮っていたんだけど、長かったから、最終的に桜のほうにちょっと(カメラを)向けたら、その瞬間に“ピュッ”て桜が飛んでいって」と説明。そのシーンを見たときに「“やっぱ、この子すごいんだな”って思った」と語り、「魔法にかかっている子って、やっぱりいると思う」と広瀬の魅力について熱弁した。
「この日は是枝監督、福山だけでなく、秋元康(59)にヒャダイン(37)も出演し、広瀬をテーマにした『おさがりの制服』という曲まで即興で作っていました。一流クリエイター全員が広瀬の魅力にメロメロで、あらためて彼女の才能のすごさを感じさせる番組になっていました」(テレビ誌ライター)
9月9日から公開の始まった是枝映画『三度目の殺人』に出演する広瀬すず。是枝監督との二度目のタッグを組む広瀬に、さらなる注目が集まっている。