先週のG2オールカマーは、須田の本命馬ステファノスが2着、対抗馬タンタアレグリアが3着だった(3連単の配当は2万150円)。今週は、秋のG1開幕戦、スプリンターズステークス(中山競馬場芝1200メートル)。須田鷹雄の狙い目は――!?

■外国調教馬、香港のブリザードの取捨選択

 今年のスプリンターズSは圧倒的な存在がいないうえに、賞金が足りず出走できるか微妙な有力馬がいるという、ややこしい状況。まずは外国調教馬を紹介しておこう。香港から来るブリザードだ。15~16シーズンは香港ダービー(12着)を目指して長めのところも使われていたが、16~17シーズンはスプリント路線に専念。今年元旦のG3で初重賞を獲得した。17~18シーズン緒戦としてクラス1(日本のオープンに相当)のレースを叩き(2着)、2戦目がスプリンターズS。意欲はありそうだし、先行力もあるのだが、まだ格の面で物足りない。△または無印というところで、好走には、日本馬の有力どころが自滅してくれることも必要だろう。

■日本馬では、牝馬のダイアナヘイローを重視

 日本馬で、どれを重視するかは難しいところだが、現時点では◎ダイアナヘイローとしておく。スプリンターズSもサマースプリントシリーズの各レースと同様、牝馬が強い傾向にある。問題は状態維持で、5月から休みらしい休みを挟んでいないだけに、どの程度のデキで使ってくることができるか。そこさえクリアできれば、時計の対応力もあるし、キングヘイロー産駒はローレルゲレイロが勝ち、マヤノリュウジンが複穴(15番人気で3着)をあけているので買いやすい。

■G1高松宮記念2着のレッツゴードンキが対抗

 さらに○レッツゴードンキ、▲ワンスインナムーンと、印上位は牝馬ばかりにしておく。○レッツゴードンキは高松宮記念2着馬なので、当然上位に評価すべきだろう。ダートやマイルなど、いろいろな条件を使われるので分かりづらくなっているが、1200メートルで前崩れが現状では一番結果が出ると思う。▲ワンスインナムーンは高松宮記念で大敗したが、母が中山を得意としていた馬だし、この舞台の良馬場で、もう一度くらいは試してみたい。ただ、完全な時計勝負よりは、やや時計のかかる良馬場がベターだ。

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