菊花賞トライアルの神戸新聞杯で圧倒したレイデオロ。それはまるで異次元のワンサイドレースでした。このレイデオロが菊花賞に出走しないというのです。3000メートルの距離は、レイデオロにとって不適だと藤沢和師が戦前からコメント。神戸新聞杯のあとは、ジャパンCに直行すると断言しました。とはいえ、日本ダービーで快勝し、そして今回の神戸新聞杯と、芝2400メートルで2戦とも横綱相撲。生涯一度しか出走できないのが3歳クラシックです。ラスト3冠目の菊花賞をパスとなると楽しみにしていたファンは、何とも残念な気持ちではないでしょうか。

■ダービー馬、オークス馬、安田記念馬などが激突!

 そのレイデオロがジャパンCで対戦することになるかもしれない古馬のトップクラスがそろう「毎日王冠」が、東京の開幕週に行われます。昨年のダービー優勝馬マカヒキ。凱旋門賞では堂々1番人気。今年のオークス馬ソウルスターリング。安田記念を制したサトノアラジン。その安田記念で見せ場を作った大器グレーターロンドン。また、昨秋の天皇賞でモーリスの2着、リアルスティールも虎視眈々。

■逃げ馬が不在でアストラエンブレムの出番

 顔ぶれから強力な逃げ馬が不在。そこで狙いは、アストラエンブレム。放牧明けだった前走の新潟記念で2着。3、4番手の好位からしぶとく肉薄。自在に動ける臨機応変型で、休養明けを叩いて出番です。

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