■先週のG1秋華賞は▲◎ワンツーで万馬券

 先週のG1秋華賞は、須田の本命馬◎リスグラシューが2着、▲のディアドラが勝利した。(3連単の配当は1万4760円)。今週は、3歳クラシック最終戦の菊花賞(京都競馬場 芝3000メートル)。須田鷹雄の狙い目は――!?

■菊花賞は内枠が有利の傾向

 最初にお断りしておくが、菊花賞に限っては、レースの約2週間前に原稿を書く。この誌面で発表するシルシと、レース直前に新聞やテレビなどで発表するシルシが異なるかもしれない。なぜなら、同レースは、かなり枠順がモノを言うレースだからだ。

 10月施行になった2000年以降、枠番でいう1枠か2枠に入った馬の勝率は、それぞれ12.1%と11.8%。それに対して3番目に当たる7枠が6.1%、4番目の4枠が5.9%である。複勝率の1位、2位も1枠と2枠だ。

 外枠からも優勝馬は出ているが、7、8枠からの優勝馬はオルフェーヴルが最後で、これは馬の力が抜けていたせいもあるだろう。それより前だと、デルタブルースやソングオブウインドのような外枠の穴馬も勝っているのだが、近い時期になるほど内枠有利の傾向が強まっている。これはペースのあり方が変わってきて、レースが動き出す3~4コーナーで、後ろから外を回るような馬が不利になっていることとも関係があると思われる。

■血統面から長距離タイプに注目

 枠順を見るまでは最終結論が出せないが、早い段階で重視すべきは種牡馬だ。ダンスインザダークやリアルシャダイ、サッカーボーイといった長距離戦の定番種牡馬は馬柱の母の父欄からも消えてしまいつつあるが、今年の登録馬だとステイゴールド産駒が最有力な存在になってくるだろう。

 今年の登録馬にはステイゴールド産駒が4頭いるが、その中から◎ウインガナドル、○マイネルヴンシュと挙げておきたい。血統だけならステイゴールド×メジロマックイーンのいわゆる黄金配合に当たる◎、脚質的には逃げではなく好位でレースを進めることができ、2500メートルで勝ってきた○が魅力だ。

 いずれにしても、今年は△アルアインや△サトノアーサーのような中距離タイプも人気になりそうな年。だからこそ、その逆というか、3000メートルでこそ良さが出るタイプを重視したい。

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